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【編集長の視点】山陽電鉄は高値顔合わせ、関西私鉄株は旧大証1部単独株のみに好需給思惑
<マーケットトーク>
山陽電気鉄道 <9052> は、2円高の453円と5営業日続伸し、前日ザラ場につけた年初来高値453円に顔合わせしている。8月6日に今3月期業績を上方修正、通期純利益が、期初の減益予想が増益転換、過去最高を更新することが、直接の買い材料となっているが、同社は、旧大証第1部単独上場株であり、東証第1部と大証第1部の現物市場統合に伴う需給好転期待も、フォローの材料となっている。
この市場統合に伴う需給好転思惑が、さらに濃密に株価面に現れているのが、神戸電鉄 <9046> である。同社株も、きょうは4円高の412円と4営業日続伸し、同じく前日ザラ場につけた年初来高値413円に迫っている。同社株単独の格別の買い材料は観測されておらず、7月16日の市場統合により今年8月末、10月末と2回に分けて東証株価指数(TOPIX)に算入され、TOPIXを運用上のベンチマークとしているファンドなどの買い需要が発生する需給好転を先取りしている。これは関西電鉄株でも、従来から東証、大証に重複上場されている阪急阪神ホールディングス <9042> 、南海電気鉄道 <9044> 、京阪電気鉄道 <9045> のきょうの株価が、1円高の402円と反発している京阪電鉄以外は反落してスタートし、ほとんど動意をみせていないのとは対照的になっている。
山陽電鉄の今期業績の上方修正は、鉄道事業、流通事業とも収入が増加し人件費、売上原価、支払利息とも想定を下回ったことが要因で、通期純利益を期初予想の13億1400万円から17億5300万円(前期比8%増)に引き上げ、増益転換して1985年3月期の過去最高(16億8100万円)を29年ぶりに更新する。
株価は、市場統合を先取りして300円台央の小動き圏から438円まで水準を上げ、いったん調整したあと業績上方修正で高値を追っている。投資採算的には割高だが、市場全体が、買い材料欠乏症となっているなか、来年にNHKで放映予定の大河ドラマ「軍師官兵衛」に関連する地盤の姫路地区の史跡PRをこれから積極化することも加わり、逆行高する展開も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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