テラ 切除不能な進行・再発胆道がんに対する樹状細胞ワクチン療法の論文が初掲載

2013年8月8日 17:50

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記事提供元:フィスコ


*17:50JST テラ---切除不能な進行・再発胆道がんに対する樹状細胞ワクチン療法の論文が初掲載

テラ<2191>は、東大医科学研究所で研究開発された樹状細胞の培養技術をもとに、樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫療法に関する最先端技術・ノウハウを大学病院をはじめとした、全国30か所の医療機関に提供。

同社は8月6日に、切除不能な進行・再発胆道がんに対する樹状細胞ワクチン療法の有用性と予後因子の検討に関する論文が米国の「消化器外科学会(SSAT)」の公式学会誌である「Journal of Gastrointestinal Surgery」電子版に掲載されたと発表した。

胆道がんは、肝臓で作られる胆汁を十二指腸まで導く導管に発生するがんで、根治できる治療法は手術のみとなっている。しかし、診断が困難であることから、診断時にはすでに進行期に至っていることが多く、全生存期間中央値は1年未満と「非常に治療が困難ながん」として知られている。手術以外の治療法は化学療法が有効とされているが、化学療法を使用した生存期間中央値は11.7か月であり、その次に使用できる有効な選択肢が無く新たな治療法が求められていた。

掲載された論文では樹状細胞ワクチン療法が安全に施行でき、切除不能な進行・再発胆道がんの患者の全生存期間の延長(11.7か月→18.5か月)に影響を及ぼす可能性があることが報告されている。

これまでにも樹状細胞を用いた免疫療法に関する論文は発表されているが、がんの切除後の補助療法としての療法であり、切除不能な進行・再発胆道がんに対する樹状細胞ワクチン療法に関する報告は、今回掲載された論文が初めてとなっている。《FA》

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