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住友精化、大平洋金属など/本日の注目個別銘柄
<8308> りそなHD 515 -12JPモルガンでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価を520円から680円に引き上げている。PER水準からダウンサイドリスクは限定的であり、今後、預金保険機構の保有株売出が終了すれば、需給懸念はなくなり株価は上昇すると考えているもよう。
<5002> 昭和シェル 961 +34買い優勢。前日に上半期の決算を発表、営業利益は433億円で前年同期比541億円の改善、先に上方修正した水準での着地となっている。一方、通期予想は従来の460億円から700億円に上方修正しているが、上半期上方修正分の上乗せにとどまる。決算数値にサプライズは限定的だが、年間配当金予想を従来の18円から36円に引き上げており、ポジティブなインパクトに。配当利回りは一気に3.7%程度にまで高まる状況となっている。
<7202> いすゞ 692 -54軟調。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は445億円となり、420-430億円程度であった市場予想をやや上回る状況となっている。ただ、業績予想の修正もなく、インパクトは極めて限定的にとどまっており、地合い悪化の中で利益確定の動きが先行する状況に。新興国需要に対する先行き懸念なども、改めて強まる状況になっているようだ。
<6367> ダイキン 4455 +115買い優勢。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は404億円で前年同期比81%増益、市場コンセンサスは350億円前後であったと見られる。業績上振れ期待の高まりにつながる格好へ。懸念されている中国での販売も、第1四半期は現地通貨ベースで前年同期比10%増と好調推移のもよう。
<7915> 日写印 1883 +47買い優勢。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は36.5億円の赤字となり、前年同月比では7.3億円の損益悪化となっている。上半期、通期予想は据え置き。市場予想の範囲内での着地と捉えられる。一方、今期業績の牽引役となるフォトリソ工法タッチパネルの生産は、7月には6月対比で2倍以上に増加したもよう。新製品向けに新工場が稼働を開始したことが背景。今後の業績改善回復期待が改めて高まる流れにも。
<5541> 大平洋金属 400 -69急落で下落率トップ。昨日発表した業績下方修正がネガティブなインパクトにつながっている。営業損益は、上半期が17億円の黒字から11億円の赤字に、通期が43億円の黒字から8億円の赤字に下方修正。年間配当金も従来の7円配当から無配としている。ニッケルの数量と価格を下方修正したことが背景に。メリルでは、大幅下方修正はネガティブサプライズとして、目標株価を300円にまで引き下げている。
<4008> 住友精化 478 +80ストップ高。前日に発表した第1四半期決算がポジティブなサプライズにつながっている。営業利益は19.2億円で前年同期比87%増益、上半期予想は15億円から30億円に上方修正へ。業績修正幅の大きさ、業績変化率の高さにインパクトが強まる状況であるほか、営業利益は過去最高益とみられる08.3期の61.7億円を更新の予想でもある。為替の円安効果などが寄与しているようだ。
<6856> 堀場製 3270 -490下落率2位。前日に上半期の決算を発表、営業利益は39.7億円で前年同期比25%減益、従来予想の49億円を下回る着地になった。第1四半期決算時には、33億円から49億円まで上方修正していただけに、大幅な下振れ着地にはネガティブなインパクトも。放射線測定器の売上下振れや医用の先行投資負担などが下振れの主因とみられる。いちよしではレーティングを「A」から「B」に格下げへ。
<6869> シスメックス 6070 -610下げ目立つ。前日に発表した第1四半期決算では、営業利益は47.8億円で前年同期比17%増益となっている。好決算ではあるが、上半期計画140億円、同32%増益に対する進捗率は34%にとどまっている。計画達成にはややハードルが高まってきているなか、市場予想は会社計画よりも上の水準であるため、失望売りが先行する形のようだ。
<4344> ソースネクスト 1319 +114後場は急伸。前引け後に第1四半期の決算を発表、営業利益は2.8億円で前年同期比2倍と急拡大。上半期計画3.5億円に対する進捗率は78%にまで達している。セキュリティソフト市場におけるシェアの上昇などが好業績の背景に。業績予想は据え置いているが、上振れ期待が先行する状況になっている。短期資金の値幅取り商いが集まりやすいことも買い妙味に。《FA》
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