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【編集長の視点】トヨタは業績上方修正、ADR大幅高も円高反転が響きもみ合い
<銘柄ウオッチ>
トヨタ自動車 <7203> は、70円高の6500円と3営業日続伸してスタートしたあと、50円安と伸び悩むなど前週末終値を挟むもみ合いを続けている。
前週末2日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示に合わせて、3月通期業績の上方修正を発表し、前週末の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して219円高(円換算値)で引けて帰ってきたが、きょう朝方に為替相場が、米雇用統計が市場予想を下回り1ドル=98円台へ円高反転したことなどが響いて利益確定売りが交錯している。
3月通期業績は、期初予想より売り上げを5000億円、営業利益と税引前純利益を各1400億円、純利益を1100億円それぞれ引き上げ、営業利益は、1兆9400億円(前期比46%増)、純利益は、1兆4800億円(同53%増)と連続増益幅を拡大する。ただ市場コンセンサスに対しては、それぞれ約4500億円、約約2300億円下回る。
業績上方修正は、通期車両販売台数を期初予想の910万台(同2.5%増)と据え置いたが、為替レートが、1Qに1ドル=99円(前年同期は80円)、1ユーロ=129円(同103円)と円安になって2600億円の円安効果が発生、このほか原価改善効果700億円なども上乗せ、通期為替レートを期初予想の1ドル=90円から92円、1ユーロ=120円から122円に円安方向で見直したことが要因となる。
株価は、今年5月の3月期決算発表時に今期予想業績が市場コンセンサスを下回ったが、前期業績が期中の2回の上方修正値を上回ってV字回復したことを評価して年初来高値6760円をつけ、世界的な金融市場の波乱が波及して5360円まで調整、調整幅の3分の2戻し水準まで持ち直してきた。PERは13倍台と割安であり、為替相場の動向次第では下値から年初来高値抜けから2007年2月の上場来高値8350円を目指す展開も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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