【編集長の視点】ファーストリテイは反落、月次業績敏感株は利益確定売りが交錯して5勝5敗

2013年8月5日 10:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ファーストリテイリング <9983> は、400円安の3万5200円と3営業日ぶりに反落して始まっている。前週末2日大引け後に今年7月度の国内ユニクロ事業の売上推移速報を発表、既存店が前年同期の落ち込みからプラス転換し、局地的な豪雨などの悪天候をハネ返したが、きょう5日に日経平均株価が、円高反転を嫌い188円安と反落してスタートしたことが響き利益確定売りが先行している。

  前週末2日は、取引時間中に6社、大引け後に同社株を含めて4社が、7月度の業績速報値を発表、取引時間中の6社は大引けにかけて買い評価され、きょう5日は、カカクコム <2371> が30円高の3660円、カブドットコム証券 <8703> が7円高の562円、トップカルチャー <7640> が1円高の435円、WOWOW <4839> が、9000円高の38万4000円とそれぞれ続伸しているほかは反落している。大引け後に発表した4社も、アークランドサービス <3085> (JQS)が、8円高の2103円と続伸し、スズデン <7480> が、8円安の502円、既存店売上高が、5カ月ぶりにマイナスとなったユナイテッドアローズ <7606> が、145円安の4560円と反落し、全体で5勝5敗となっている。

  Uアローズの既存店マイナスは、6月末にセールをスタートさせ、セール需要が、前月6月に前倒しで発生したことが要因となった。また、8月1日に同業他社のポイント <2685> が発表した7月度売上高は、局地的な豪雨などで客足が伸びず、既存店・全店ともマイナスとなり、前週末2日の株価は、160円安と売られたあと変わらずで引けていた。

  ファーストリテイの7月度売上は、既存店が前年同月比5.5%増とプラス転換し、これに直営店、ダイレクト販売を加えた合計でも10.0%増と続伸、いずれも3カ月連続の増加となった。前年同月の既存店売上高は、気温の低下が影響してマイナスとなったが、今年7月は、天候に恵まれ夏物商品を中心に販売が好調に推移したことが要因となった。

  株価は、5月の年初来高値4万4400円から今年7月に発表した今8月期第3四半期営業利益(3カ月分)が、減益となって市場コンセンサスを下回ったことを嫌い3万3000円まで売られ、先物取引に絡む裁定売買思惑で25日移動平均線を試すもみ合いを続けている。信用取組倍率も1.3倍と拮抗しており、強弱感の綱引きが続きそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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