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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TAC株価は上放れの展開、第1四半期が大幅増益
「資格の学校」を運営するTAC<4319>(東1)の株価は短期ボックスレンジから上放れの動きを強めている。
財務・会計分野(簿記検定・公認会計士など)、経営・税務分野(税理士・中小企業診断士など)、金融・不動産分野(宅建・不動産鑑定士・FPなど)、法律分野(司法試験・司法書士など)、公務員・労務分野(社化保険労務士・国家総合職など)など幅広い分野で「資格の学校」を運営し、法人研修事業や出版事業なども展開している。若者や女性の資格取得支援に向けた政策も支援材料だろう。
7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は前年同期比6.6%減収、同54.4%営業増益、同73.8%経常増益、同58.1%最終減益だった。発生ベース売上高(前受金調整後)は減収だが、事業構造改革の効果で営業利益と経常利益は大幅増益となり、純利益は前期計上した移転補償金の一巡で減益だった。個人受講者数は同0.7%増加の5万645人となった。簿記検定や宅建が増加して減少傾向に歯止めがかかったようだ。
■通期は従来見通し通り営業利益5.2倍、事業構造改革の効果
通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比5.2%減の199億円、営業利益が同5.2倍の7億05百万円、経常利益が同2.1倍の7億85百万円、純利益が同54.3%減の4億47百万円としている。受講申込数は持ち直し傾向だが本格回復に至らないとして減収見込みだ。しかし賃借料・講師料・人件費・広告費削減など事業構造改革の効果が本格寄与して、営業損益が大幅に改善する。純利益は移転補償金など特別利益一巡が影響する。
通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が28.4%、営業利益が105.0%、経常利益が102.3%、純利益が113.9%である。季節要因で第1四半期と第4四半期の利益が出やすいため通期見通しを据え置いているが、簿記検定、宅建、FP、行政書士、国家一般職・地方上級などの受講者数が増加傾向であることも考慮すれば、通期上振れの可能性もあるだろう。
株価の動きを見ると、6月以降の200円~220円近辺での短期ボックスレンジから上放れの動きを強めている。7月23日には248円まで上伸する場面があった。下値固めが完了して水準を切り上げる動きのようだ。
8月2日の終値228円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円51銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS181円59銭で算出)は1.3倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインのようだ。短期ボックスレンジから上放れて高値圏回帰が期待されるだろう。。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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