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【決算発表企業を占う】:ソニー、シャープ、京セラなど
*07:40JST 【決算発表企業を占う】:ソニー、シャープ、京セラなど
■ソニー<6758>
第1四半期営業利益実績:363.57億円
市場コンセンサス:320-330億円
第1四半期営業利益は市場コンセンサスを上回ったとみられるが、市場予想の幅は広く、実績値より上の予想も観測されてはいる。もともと、通期予想に占める第1四半期のウェイトは高くはなく、決算数値自体の多少の上振れは誤差の範囲とも捉えられよう。金融事業の拡大に加えて、スマートフォンの増収やテレビの損益改善などが前年同期比大幅増益の要因に。とりわけ、テレビ事業が12四半期ぶりに黒字に転換したことなどはインパクトを与える余地も。一方、為替レートは円安方向に変更しているが、通期の収益予想は据え置きとしており、円安効果への期待値は低下する可能性も。明日の株式市場の反応は、やや安心感が強まる状況と考えたい。
■シャープ<6753>
第1四半期営業利益実績:30.12億円
市場コンセンサス:数十億円
第1四半期営業損益は黒字転換を果たす。アナリストコンセンサスは50億円レベルの赤字だが、直近では数十億円の黒字になったとの観測報道が相次ぎ、本日も30億円前後の黒字との観測報道が伝わった。会社側の従来計画は100億円の赤字であったが、上振れ着地に関しては、ほぼ織り込み済みと捉えられよう。一方、通期予想達成の不透明感も、従来から変化なしと考えられる。増資の必要性なども再強調しているが、これも方向性は織り込み済みとみられる。決算全般が株価に与える影響は極めて限定的にとどまりそうだ。ただ、液晶、太陽電池の収益改善傾向、円安のマイナス影響を吸収している点などは、ややポジティブに受け止められる余地。
■京セラ<6971>
第1四半期営業利益実績:253億9800万円
市場コンセンサス:290-310億円
第1四半期業績は、売上高が3316億5500万円(前年同期比+11.4%)、営業利益が253億9800万円(前年同期は20億200万円の赤字)で着地。ソーラーエネルギー事業の伸長やコンデンサ、コネクタの売上増、円安効果などが寄与。ただ、コンセンサス下振れの主力株は軒並みマイナス視される傾向になっており、上昇による反動が先行する可能性。
■スズキ<7269>
第1四半期営業利益実績:440億9200万円
市場コンセンサス:400-415億円
第1四半期業績は、売上高が6758億円(前年同期比+4.8%)、営業利益が440億9200万円(同+23.7%)で着地。アジア向けの販売好調なほか、為替相場の円安が寄与。また、通期営業利益見通しを1500億円から1650億円へと上方修正している。実績値はコンセンサスを上回ったものの、通期の数値はコンセンサスを下回る格好になっており、強弱感が対立する展開になりそう。
■板硝子<5202>
第1四半期営業損益実績:3億9800万円の赤字
市場コンセンサス:10-25億円の赤字
第1四半期業績は、売上高が1506億9000万円(前年同期比+14.8%)、営業損益が3億9800万円の赤字で着地。自動車向けガラスが堅調なほか、コスト削減が寄与し、利益は改善。市場コンセンサスは10-25億円の赤字が見込まれており、直近の調整も背景に材料出尽くし感が強まる可能性。《KO》
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