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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エンタープライズはモミ合い上放れる、好業績を評価
コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ <4829> (東2)の株価は、好業績を評価して強基調への回帰が期待される。31日は1万8760円と買われ1万5000円前後のモミ合いを放れている。
コンテンツ配信などのコンテンツサービス事業と、広告関連や企業向けソリューションなどのソリューション事業を展開している。配信コンテンツを自社制作して「権利を自社保有する」ビジネスモデルが基本で、13年3月には音声通信関連ソフトウェア開発のandOneを子会社化した。国内では携帯電話販売会社との協業を強化し、中国では電子コミック配信サービスやチャイナテレコムの携帯電話販売店運営を展開している。
前期(13年5月期)連結業績(3月21日に売上高と純利益を増額修正)は前々期比48.1%増収、同22.4%営業増益、同23.1%経常増益、同2.1倍最終増益だった。コンテンツサービス事業では携帯販売会社との協業効果などでスマートフォン向け会員数が増加し、ソリューション事業では広告(店頭アフィリエイト)が拡大してスマートフォンアプリなど企業向け開発案件も増加した。純利益については投資有価証券売却益も寄与した。
■14年5月期も好調、営業利益39.7%増益、
今期(14年5月期)見通しは売上高が前期比20.9%増の50億円、営業利益が同39.7%増の5億20百万円、経常利益が同27.7%増の5億円、純利益が同11.3減の3億15百万円としている。純利益は投資有価証券売却益の一巡で減益見込みだが、セグメント別にはコンテンツサービス事業が同17.9%増収、ソリューション事業が同24.2%増収の計画であり、新規会員数の増加などで好業績が期待される。
7月17日には、リバースオークションASPサービス「Profair(プロフェア)」の提供を開始した。調達コストを抑えたい企業や教育機関(バイヤー)と、優良な販売業者(サプライヤー)のためのリバースオークション&見積徴収システムで、サプライヤー8000社への拡大を目指している。
なお7月30日に株式分割と単元株制度の採用を発表した。11月30日を基準日(効力発生日12月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。この株式分割に伴って今期予想配当は従来の年間200円(期末一括)から年間2円(期末一括)となるが、実質的な変更はない。
株価の動きを見ると、6月の安値圏1万3000円~1万4000円近辺で下値固めが完了し、水準を1万6000円~1万7000円近辺に切り上げている。7月31日は前日比2500円(15.36%)高の1万8780円まで上伸する場面があった。好業績を評価する動きだろう。
7月31日の終値1万6990円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS835円54銭で算出)は20~21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間200円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万0125円77銭で算出)は1.7倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。足元は短期モミ合い展開だが、好業績を評価して動意の兆しも見せており強基調回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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