【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トシン・グループは2ヶ月ぶりに26週線抜き出直り態勢、14年5月期は増収増益、利回りなど指標割安

2013年7月29日 09:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 電設資材商社のトシン・グループ<2761>(JQS)は前週末に26週線を2ヶ月ぶりに上抜き本格出直り態勢となっている。

 首都圏を中心に電設資材や住宅設備機器などの卸売事業を展開する持株会社で、取扱商品や営業拠点網の拡充などで事業基盤の強化を推進している。7月5日発表の前期(13年5月期)連結業績は、売上高が前々期比1.1%減、営業利益が同0.7%増、経常利益が同1.2%増、純利益が同15.9%増だった。設備投資抑制などで全体としての需要が低調に推移して売上高は計画を下回ったが、前期並みの粗利益率確保や経費削減努力などで利益は計画を上回った。

 今期(14年5月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.1%増の450億円、営業利益が同8.6%増の26億50百万円、経常利益が同7.0%増の35億10百万円、純利益が同0.1%増の19億80百万円としている。アベノミクス効果による公共投資増加、住宅着工戸数増加、企業設備投資回復に加えて、北関東を主体とした営業拠点網の拡充効果などで収益拡大が期待されるだろう。配当予想は前期と同額の年間52円(第2四半期末26円、期末26円)とした。

 なお、12年8月6日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限60万株、取得価額総額の上限15億円、取得期間12年8月7日~13年7月31日)は、7月9日時点で累計取得株式総数50万5100株、累計取得価額の総額11億5984万8100円となった。

 株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値2650円から反落して調整局面となったが、年初来安値圏の2100円台で下値固めが完了したようだ。足元では2300円近辺まで戻して出直り感を強めている。

 7月26日の終値2267円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS202円38銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3241円85銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、抵抗線の75日移動平均線を突破する動きを強めている。また週足チャートで見ても13週移動平均線と26週移動平均線を突破する動きを強めている。指標面での割安感や需給面での自己株式取得も支援材料となり、出直り本格化が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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