【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスアールジータカミヤ株価は出直り歩調強める、国土強靭化、太陽光発電などテーマ性豊富

2013年7月29日 09:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 建設用仮設機材のエスアールジータカミヤ<2445>(東2)の株価は出直り歩調の展開である。国土強靭化計画や太陽光発電などテーマ性は豊富であり、好業績見通しも評価して5月の高値を試す展開が期待される。

 足場部材など建設用仮設機材のレンタルおよび販売が主力で、公共投資の増加が追い風である。また固定価格買取制度を背景として、子会社ホリーのメガソーラー用・住宅用太陽電池設置架台の需要が急拡大している。大手住宅メーカーと共同開発した住宅用制振装置なども強化している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比3.9%増の292億円、営業利益が同9.6%増の17億60百万円、経常利益が同6.2%増の16億50百万円、純利益が同7.8%増の8億70百万円としている。公共投資、ビル耐震化工事、太陽光発電パネル設置工事の増加が追い風となり、主力の仮設機材や太陽電池設置架台の需要が好調に推移する見込みだ。子会社エムジーアイの通期連結、価格改善の努力やレンタル機材の運用効率化も寄与する。会社予想は保守的な印象が強く、通期上振れの可能性があるだろう。

 なお7月12日、公募による自己株式処分、および売出を発表している。調達する手取概算額合計(上限)約6億28百万円は、事業拡大に向けた賃貸資産(仮設機材)購入資金の一部に充当する。

 株価の動き(4月1日付で1株を2株に株式分割)を見ると、6月10日の安値582円をボトムとして反発した。その後は水準を切り上げて、足元では800円台を回復している。7月25日には830円まで上伸する場面があった。自己株式処分と売出を嫌気する動きは限定的のようだ。調整が一巡して出直り歩調だろう。

 7月26日の終値815円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円58銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS324円08銭で算出)は2.5倍近辺である。

 足元は800円近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して上伸している。強基調に回帰したようだ。好業績見通しも評価して5月の年初来高値970円を試す展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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