12日の中国本土市場概況:大幅反落、目先の過熱感で利益確定売りが優勢

2013年7月12日 17:04

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記事提供元:フィスコ


*17:04JST 12日の中国本土市場概況:大幅反落、目先の過熱感で利益確定売りが優勢

12日の中国本土市場は大幅反落。上海総合指数は前日比33.51ポイント安(-1.62%)の2039.49、深セン成分指数は同171.92ポイント安(-2.10%)の8012.84で取引を終えた。狭いレンジでもみ合った後は終盤に下げ幅を拡大させた。

連日の大幅上昇で目先の過熱感が強まり、銀行や不動産、資源などを中心に利益確定売りが広がった。また、貸出金利の下限規制が廃止されるとの観測が銀行の利ザヤ縮小懸念を強めた。そのほか、政府が石炭や鉄鋼、機械、非鉄金属など生産が過剰している業界の縮小を加速させる方針を示したこともこれらセクターの圧迫材料となった。

一方、前半は底堅い展開を示した。景気対策への期待が引き続き支援材料となった。また、中国政府が中西部を中心に都市群10カ所を新たに整備する方針を示したことも好感された。

セクター別では、銀行や保険などが下げを主導。銀行の利ザヤ縮小観測が嫌気された。また、石炭や鉄鋼、自動車、非鉄金属なども大幅安。環境対策の強化や業界の縮小観測が売り材料となった。そのほか、需要減や価格の大幅下落が嫌気され、アルコール飲料関連も大幅下落した。一方、メディア関連が逆行高。上海市政府が向こう3年のアニメ産業の発展計画を発表したことが支援材料となった。

なお、今年4-6月期の国内総生産(GDP)や6月の鉱工業生産などの経済指標が来週15日に発表される予定だ。4-6月期のGDP成長率は前期の7.7%から7.5%に鈍化すると予測されている。《KO》

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