「PIGS」:ポルトガルとギリシャの金融危機

2013年7月9日 13:46

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記事提供元:フィスコ


*13:46JST 「PIGS」:ポルトガルとギリシャの金融危機
ドラギ欧州中銀総裁は、2012年夏に、「ユーロを救うためには何でもする」と宣言して、国債購入プログラム(OMT)を導入した。


そして、今年2013年の夏は、「予断を持たない金融政策」から「フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)」に転換して、米連邦準備理事会による出口戦略の波濤から、ユーロを守る防波堤を強固にした。


欧州債務危機第一幕の「ギリシャ悲劇」は、救済プログラムの実施により、粛々と進展している。

しかしながら、第2幕となりかねないポルトガルの金融危機は、デフォルト確率が30%強になっており、幕開けは迫りつつある。


国債購入プログラムの適用には、欧州救済基金への支援を要請し、債券市場での定期起債をしなければならないが、ポルトガルは、どちらも未達となっている。


ユーラシア大陸の西端のポルトガル危機、中央のエジプト危機、そして東端の中国シャドーバンキング危機が、バーナンキFRB議長による出口への歩みを躊躇わせているのかもしれない。《MY》

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