概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は4営業日ぶり反落、軟調な経済指標などが圧迫材料

2013年7月4日 10:08

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記事提供元:フィスコ


*10:08JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は4営業日ぶり反落、軟調な経済指標などが圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 45044.03 -0.41%
昨日3日のブラジル市場は4営業日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比184.92ポイント安(-0.41%)の45044.03で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは21、値下がり44、変わらず6と売りが優勢。セクター別では、ヘルスケアや金融が売られた半面、素材や石油・ガスが高い。

中盤にプラス圏を回復したが、その後は再び売り優勢に転じた。通貨レアル安の進行を受け、輸入インフレ懸念が一段と高まった。レアルの対米ドル為替レートはこの日の終値ベースで2009年4月以来の安値水準を記録。また、レアル安が一段と進行するとの観測も投資家の不安心理を強めた。このほか、ブラジル経済が今年10-12月期から後退局面に入るとの見方も引き続き嫌気された。

【ロシア】MICEX指数 1333.35 -0.34%
3日のロシア市場は4営業日ぶりの反落。主要指標のMICEX指数は前日比4.57ポイント安(-0.34%)の1333.35で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり18、値下がり31、変わらず1と売りが優勢となった。

続伸でスタートした後は利益確定売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で目先の高値警戒感が強まったほか、軟調な経済指標が圧迫材料。HSBCはこの日、6月のロシアサービス業購買担当者景気指数(PMI)が48.8に低下し、前月の51.4を下回ったと発表。好不況の分れ目50を下回ったのは2010年8月以来となる。

【中国本土】上海総合指数 1994.27 -0.61%
3日の上海総合指数は4営業日ぶり反落。銀行や証券セクターの業績悪化観測が圧迫材料。また、不動産バブルへの警戒感も相場の足かせとなった。米調査会社によると、世界で住宅価格が高い都市トップ10のうち、中国(香港を含む)が7都市を占めたという。このほか、株式市場からの資金流出懸念も強まった。現地メディアはこのほど、国務院(内閣に相当)が一時停止している国債先物取引の再開を承認したと報じている。

【インド】SENSEX指数 19177.76 -1.47%
3日のインドSENSEX指数は大幅続落。NY原油先物相場がこの日の時間外取引で、約9カ月ぶりに1バレル=100米ドルの大台を上回った。また、外国為替市場では通貨ルピーが1ドル=60ルピーの大台を再び下抜け、インフレ懸念が強まった。燃料需要の約8割を輸入に頼るインドにとって、国際原油相場の上昇とルピー下落はダブルパンチ。インド準備銀行(中央銀行)は今月30日に金融政策レビューを開催するが、ここで追加利下げが打ち出されるとの期待がしぼんだ。《FA》

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