注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーストリテ、日産自動車、サントリーBFなど

2013年7月3日 11:36

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記事提供元:フィスコ


*11:36JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーストリテ、日産自動車、サントリーBFなど

ファーストリテ<9983>:34650円(前日比-650円)
同社は前日に6月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比20.5%増、前月の同10.9%増に続いての2ケタ増、かつ、増収率は一段と高まる格好に。気温の上昇も加わって夏物商品の売上が好調であったもよう。下半期の業績上振れ期待なども一気に高まる状況へ。メリルリンチ(ML)では投資判断「買い」継続、目標株価を38000円から40000円にまで引き上げ。ただ、買い一巡後はインデックス売りの影響などもあり、マイナス圏に転じる展開となっている。

日産自動車<7201>:1054円(同+9円)
買い先行。6月の米国自動車販売動向が好感材料にも。業界全体での販売台数は市場予想を上回る着地となり、5年半ぶりの高水準となっている。個別では同社の前年同月比は12.9%増、市場想定線ではあるが、トヨタ<7203>やホンダ<7267>との比較では伸び率が高まる状況に。相対的に株価の反応もポジティブなものとなっている。

サントリーBF<2587>:3165円
本日、東証1部に新規上場。昨年の日本航空<9201>以来の大型IPOとして注目度が高まっていた。公募価格3100円をやや上回る3120円の初値をつけ、その後も堅調な動きが続いている。IPO市場が活況ななかでは低調スタートになった格好だが、超大型案件の初値パフォーマンスは抑制される傾向が強く、ほぼ市場想定通りの展開とみられる。売り急ぐ動きも目立っていない。一方、直近の大型案件のセカンダリーにおけるパフォーマンスは良好なものが目立っており、今後のインデックスファンドの資金流入期待などを高める動きにも。

新日本科学<2395>:1689円(同+300円)
急伸でストップ高。日本網膜研究所と業務提携契約を締結と発表している。日本網膜研究所の再生医療実用化に向けた取り組みに対して、非臨床分野を独占的に受注することになるようだ。ビジネスチャンスの拡大が想定されるほか、日本網膜研究所の上場が近いと観測されているため、関連銘柄としての位置づけの高まりもプラスに。なお、今年4月には資本提携も発表している。

ユニーGHD<8270>:631円(同-53円)
下げが目立つ。同社は前日に第1四半期決算を発表、営業利益は68.5億円で前年同期比29.8%減益、上半期計画189億円、同9.1%減益見通しに対して低調スタートに。市場コンセンサスは80億円程度であったとみられ、業績下振れ懸念などが強まる格好に。コンビニエンスストア事業の伸び悩みなどが響いているもよう。メリルリンチ(ML)では投資判断「アンダーパフォーム」継続で、目標株価を700円から600円に引き下げている。

良品計画<7453>:8200円(同-420円)
売り優勢。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は57.3億円で前年同期比1.4%減益、通期17.9%増益予想に対しては低調なスタートとなっている。会社計画比でも利益面では未達であったもよう。急速な円安の悪影響に加えて、値引き拡大による粗利益率の悪化も想定以上であったもよう。円安のマイナスインパクトの大きさなど意識される状況にも。

丸栄<8245>:226円(同+37円)
急伸。同社は前日に第1四半期の決算を発表、最終利益は0.6億円で上半期予想の0.3億円を大幅に上回る着地となっている。営業利益ベースでは進捗率約5割と想定線推移と見られるものの、仕手系色の強さを妙味に、短期資金の関心が再燃する状況につながっている。また、東証では日々公表銘柄指定を解除、信用取引規制の緩和もプラス材料視。

イーブック<3658>:2410円(同+268円)
大幅続伸。同社やパピレス<3641>など、電子書籍関連に物色が向かっている。角川<9477>や学研HD<9470>など出版大手が、新刊本を原則すべて電子書籍にすると報じられたことが材料視されている。スマホなどで電子書籍を手軽に読める環境が整い、専用端末も普及し始めたため積極策に転じると伝わっており、電子書籍市場の拡大に期待感が高まっている。

テラ<2191>:2690円(同+250円)
大幅続伸。新日科学<2395>が日本網膜研究所との業務提携を発表し急騰となっていることが刺激材料となっているようだ。同社についても、4月に日本網膜研究所への出資を発表しており、物色が波及する格好に。なお、日本網膜研究所はiPS細胞を用いた世界初の再生医療の実用化を目指しており、タカラバイオ<4974>やJ・TEC<7774>など、iPS細胞や再生医療関連が強い動きとなっている。

リプロセル<4978>:18300円(同+320円)
売り先行は切り返す。昨日はPSS<7707>が同社株の売却に伴い、投資有価証券売却益を計上すると発表するなど、ベンチャーキャピタルによる株式売却による需給懸念が重しに。一方、昨日の後場は急速に切り返し高値引けとなるなど、下値では押し目買い意欲の強さも意識されている。なお、岩井コスモでは投資判断を付与していないが、14年3月期も先行投資で営業赤字が続く見込みだが、注目は研究や創薬の現場での強い引き合いとコメントしている。《KO》

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