【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】外食のアトムは4日続伸で6月安値から21%戻す、既存店売上好調が評価できる

2013年7月1日 17:32

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  外食チェーンのアトム <7412> (東2)の株価が調整一巡して戻り足を強めている。1日(月)は4日続伸し582円まであり、6月7日の直近安値から21%の上昇となっている。好調な既存店売上も支援材料だろう。

  居酒屋、洋食、寿司、焼肉、和食など複数の業態で外食チェーンを展開し、新規出店、業態変更・改装、不採算店閉鎖などの効果で収益改善を鮮明にしている。前期(13年3月期)末店舗数は直営373店舗、FC18店舗の合計391店舗だった。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.4%増の424億円、営業利益が同9.6%増の27億03百万円、経常利益が同6.7%増の27億円、純利益が同4.4%減の8億80百万円としている。新規出店は15店舗、業態変更・改装は20店舗の計画で、主力6業態への集約も推進するようだ。

  直営店舗月次売上高(前年比、概算値)を見ると、13年5月は飲食事業全店が111.7%、飲食事業既存店が104.7%だった。飲食事業既存店は6カ月連続のプラスで4月の100.5%に比べて一段と増加した。洋食業態と焼肉業態の好調が続き、寿司業態もプラスに転じた。13年4月~5月累計では飲食事業全店が107.7%、飲食事業既存店が102.6%となった。アベノミクス効果による消費マインド改善も追い風となり、上振れの期待も高まりそうだ。

  指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円74銭で算出)は123倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS39円48銭で算出)は14倍近辺である。指標は割高だが、動きが良くいことから3月25日以来となる600円台は見込めそうだ。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】藤久は反落も直近東証1部指定替え銘柄は直近IPO株と逆行高展開で綱引き(2013/06/28)
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】川崎近海汽船は電力用石炭輸送好調で業績上振れも(2013/06/28)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事