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よみうりランド、鹿島など/本日の注目個別銘柄
<9671> よみうりランド 834 +91急伸。東京都競馬<9672>なども強く、含み資産関連として物色が向かう格好に。先週末までの不動産株高の流れが波及しているほか、本日は路線価の発表なども予定されているため、期待感からの先回り買いも流入とみられる。また、今週半ばには、IOC委員へのオリンピック開催都市計画説明会も開催の予定であり、不動産や含み資産関連の刺激材料につながるといった見方も。
<4825> ウェザーニューズ 2178 +90買い先行。前週末に5月期の決算を発表している。実績営業利益は27億円で前期比7%減益、従来予想の30億円を下振れる着地となっている。ただ、第3四半期までの進捗から下振れは想定線、第4四半期(3-5月期)は前年同期比14%の増益に転じている。今期見通しは30億円で前期比11%増益見通し、主力の海運業界向け気象情報事業が業績をけん引するとみており、業績の底打ち期待が先行する状況に。
<4452> 花王 3470 +95買い先行。上半期営業利益が380億円前後になる見通しとの観測報道が伝わっている。従来予想は320億円、消費回復による洗剤や子供用紙おむつの伸長などが背景となる。前年同期比では約1割の増益になる格好。市場コンセンサスは360-370億円レベルであったと見られ、想定以上の業績上振れを評価する展開になっている。
<4530> 久光製薬 5360 +320買い優勢。米子会社がFDAから更年期障害に伴うホットフラッシュ治療薬の承認を受けたと発表している。3月のFDA諮問委員会では承認に関する意見が厳しかったこともあり、承認の可能性は乏しいと見られてきていた。承認はポジティブなサプライズとの受け止め方が多く、今後のコンセンサス予想の切り上がりなどを期待する動きが先行している。
<2784> アルフレッサHD 5200 -110軟調。モルガン・スタンレー(MS)では、医薬品卸業界に関して、第1四半期業績の前年比は厳しく投資魅力は乏しいと評価している。同社に関しては、売上は下振れで利益は計画線としているが、前年が実態以上の高水準でその反動が大きいと。なお、MSでは医薬品卸3社の投資判断を「Not-Rated」に変更しているもよう。
<8227> しまむら 11990 -60一時は大幅安。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は96億円で前年同期比7.3%減益、上半期計画229億円、同6.2%増益に対しては低調なスタートになっている。先の観測報道もやや下振れで、ネガティブに受け止められる格好へ。5月の売上伸び悩み、値引率の拡大や円安による粗利益率の下振れ、広告宣伝費の増加などが背景となっている。
<1812> 鹿島 348 +19強い動き。メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も330円から430円に引き上げている。公共事業の執行本格化の接近、リニア新幹線や都心直結線など首都圏・次世代インフラ整備のニュース具体化が期待材料としている。大深度地下トンネル工事を含む次世代インフラ整備では、同社の技術力が不可欠とも。
<8306> 三菱UFJ 631 +19メガバンク各行は堅調推移。寄り付き前に発表された日銀短観では、大企業製造業のDIは+4となり、前回の-8から大幅に改善、市場予想の+3も上回った。設備投資計画なども想定比上振れとなっており、国内景気の回復傾向をあらためて好材料視する展開に。また、先週後半以降は、海外投資家の資金流入が目立ってきているとの観測も多いようだ。
<4716> 日オラクル 3990 -125さえない。大和では投資判断を「2」から「3」に格下げしている。前回に付与した2割のプレミアムに関しては一旦取り下げ、被買収期待とともに親会社による放出リスクも同時にあることには注意と。また、中期的にはクラウド技術のプラスとマイナスの影響を見極める必要があるとも指摘。クラウド技術においては、ハードやデータベース、ビジネスアプリケーションなどの需要減、価格低下圧力をもたらす一面もあるとしている。
<5938> LIXIL 2389 -28買い先行後は伸び悩む。米国の衛生陶器最大手企業であるASBを買収すると発表している。全株式を531億円で取得、ASBの前期売上高は約820億円程度であるもよう。今回の買収で海外売上高は3500億円程度に増加するが、今後も大型買収を進めて将来的には1兆円程度までの拡大を図るもよう。中期戦略に沿ったものとの評価がある一方、短期的な業績への影響は軽微との見方から、買い一巡後は失速の格好へ。《FA》
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