【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】伊藤園は『緑茶抹摂取』は認知機能低下改善の可能性を確認、株価は13週線を抜き好順列

2013年7月1日 09:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 飲料大手の伊藤園<2593>(東1)の株価が出直り感を強めている。26週線で下げと待っていた株価は前週に13週線を上回り、株価・13週線・26週線が順列に並んだ。好チャートである。今期(14年4月期)好業績見通しを評価して、4月の高値2502円を試す可能性があるだろう。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比8.9増の4400億円、営業利益が同13.6%増の230億円、経常利益が同8.0%増の215億円、純利益が同9.4%増の123億円としている。野菜飲料とコーヒー飲料の好調が牽引し、前期やや伸び悩んだ日本茶飲料も回復するようだ。連結子会社では、飲食関連事業のタリーズコーヒージャパン、乳性飲料のチチヤス、自販機事業のネオス、そして北米子会社の好調も寄与する。

 13年5月の販売状況(単独・速報値・金額ベース)を見ると、ドリンク事業合計は前年比7.8%増加だった。主力の日本茶飲料が同9.4%増、野菜飲料が同6.3%増、コーヒー飲料が同11.5%増と好調だった。

 なお6月25日、静岡県立大学などとの共同研究で緑茶抹の摂取により高齢者の認知機能低下が改善される可能性を確認したと発表した。さらに6月27日には、フェカリス菌(殺菌体)入り乳性飲料摂取による通年性アレルギー性鼻炎改善効果を確認したと発表している。

 株価の動きを見ると、4月25日の年初来高値2502円から反落して、6月7日の1950円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムとして切り返し、足元では2200円台まで戻して出直り感を強めている。

 6月27日の終値2248円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円23銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS923円24銭で算出)は2.4倍近辺である。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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