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ソフトバンク、ドワンゴなど/本日の注目個別銘柄
<9984> ソフトバンク 5600 +40買い先行。ディッシュのスプリント買収撤退表明、クリアワイヤのスプリント支持への転換など、米国買収戦略が大きく前進したことを好材料視する展開に。また、野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を6030円から6430円に引き上げ。アリババへの出資比率向上による株式価値の引き上げ、ヤフーの業績上方修正の反映などを背景としているもよう。
<8604> 野村HD 719 -7買い先行。先週末は主力株の中で相対的に上値の重さが目立った。米量的緩和策の早期縮小懸念の高まりから、株式市場に対するグローバル資金の行方に不透明感が強まる状況であったとみられる。ただ、先週末にはNYダウが反発しており、当面の需給動向に対して安心感が強まる格好にも。また、都議選で自公が圧勝したことを受け、参院選に対する期待感なども高まる方向か。ただ、東京株式市場は買い先行後に伸び悩み、再度不透明感なども強まっていく。
<8572> アコム 3035 +94買い優勢。三菱UFJがタイの大手銀行を買収、アジア市場での総合展開に乗り出すと報じられている。三菱UFJの金融グループの一角である同社にも、アジアにおける個人向け融資事業の積極展開のメリットが期待できる状況に。また、アイフル<8515>の株価が急伸していることなども刺激となっている。
<8088> 岩谷産業 341 +11人気化。燃料電池車の安全性の国際基準で日本案を採用と報じられている。国際基準の明確化で量産体制が確立、つれてコストの低減も進むことから、燃料電池車の市場拡大が期待される展開に。関連の低位材料株として、短気資金中心に関心が向かっているものとみられる。普及の課題として水素ステーションの未整備などが挙げられているため、今後の政策期待などが高まる状況にも。
<7518> ネットワンシステムズ 756 -24さえない。野村が投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしている。移動系キャリア向け受注が全体的に低迷していること、LTE用ネットワーク機器の出荷再開シナリオの実現性が低いこと、一般法人向けビジネスの進捗が想定よりも鈍いことなどから、今期営業利益は会社計画の110億円を下回る90億円と予想。
<3715> ドワンゴ 548000 +67500一時ストップ高。前日に東京都議選が終了、今後はネット選挙が解禁される参院選に関心が向かうことで、「ネット選挙」関連として改めて期待感を高める動きが優勢に。他のネット選挙関連でも強い動きが目立っている。また、週末には、ニコニコ動画のプレミアム会員数が200万人を突破とも発表しており、今後の成長期待の高まりにもつながる格好へ。
<7600> 日MDM 275 +33急伸。脊椎固定器具新製品「Pagoda スパイナル システム」の薬事承認取得を発表、買い手掛かり材料とされている。今年の秋以降に販売開始を予定しているようだ。同社の場合、取引時間中にこうした新製品の承認取得などを発表するケースが多く、短期資金の流入で急伸することが多くなっている。
<9010> 富士急行 1070 -129下落率トップ。ユネスコの世界遺産委員会では、「富士山」の世界遺産への登録を正式に決定した。早くも観光客で賑わっているなどと伝わっており、観光客増加に伴う業績への寄与が想定される状況である。ただ、富士山の世界遺産登録の方向性はすでに十分に織り込まれており、株価も約22年ぶりの1000円台回復を果たしている。短期的な材料出尽くし感が優勢となる格好と見られる。
<8601> 大和証券 807 +6しっかり。SMBC日興証券では投資判断「1」継続で、目標株価を750円から1100円にまで引き上げている。市場環境の好転に加え、これまで進めてきた収益力強化施策はすでに顕在化、中期的ROEは13%の水準を予想するなどと評価している。米国株式の先週末の下げ止まりも安心感に。《FA》
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