日本株見通し:米量的緩和の終了見通しを嫌気、売り先行のスタートへ

2013年6月20日 09:03

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記事提供元:フィスコ


*09:04JST 日本株見通し:米量的緩和の終了見通しを嫌気、売り先行のスタートへ

20日の東京市場は、米株下落の影響から売りが先行するも、その後は円安を背景に押し目買い意欲が強まりそうだ。注目された19日のバーナンキFRB議長の会見は、米国経済の改善が順調に続けば、2014年半ばには量的緩和自体を終了するとの見通しが示された。これを受けて米株相場は下げ幅を拡大し、NYダウは200ドルを超す下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大証比100円安の13160円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好から始まろう。

一方、為替市場ではNY時間でドル・円が一時1ドル97円台とドル買いが加速しており、ドル高・円安を手掛かりとした押し目買い意欲も強そうだ。また、19日の日経平均は237円高と大幅に反発していたが、先物主導によるインデックス買いのほか、投資信託設定による需給要因が押し上げていた。バーナンキ議長発言については、想定されていたことでネガティブサプライズとはならず、需給面では投信設定の反動は想定済み。売りが先行する局面では買いが入りやすいだろう。

もっとも、企業の株主総会のシーズンのため、機関投資家の動きは鈍いとみられる。また、テクニカル面では日経平均の一目均衡表の雲下限が13274円辺りに位置している。これが上値抵抗として意識されてしまうと、心理的には上値追いは慎重になりやすい。そのため、物色の流れとしては、材料系の出遅れ銘柄に対する修正リバウンドを狙った値幅取り狙いの流れに向かいそうである。

なお、19日のNY市場でダウ平均は206.04ドル安の15112.19、ナスダックは38.98ポイント安の3443.20。ADRの日本株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、キヤノン<7751>、コマツ<6301>、ソニー<6758>、京セラ<6971>など、対東証比較(1ドル96.39円換算)で全般小安い。《TN》

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