今日の為替市場ポイント:米量的緩和策の早期終了の思惑が浮上

2013年6月20日 08:32

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記事提供元:フィスコ


*08:32JST 今日の為替市場ポイント:米量的緩和策の早期終了の思惑が浮上

昨日19日のドル・円相場は、東京市場では95円60銭から94円88銭でやや軟調推移。欧米市場では、一時97円03銭まで上昇し、96円47銭で取引を終えた。

本日20日のドル・円は、主に96円台で取引される見込み。米量的緩和策の早期終了の思惑が広がっていることから、ドル・円は堅調推移か。ドル高・円安を好感して日経平均株価が上昇した場合、ドル・円はジリ高となる可能性がある。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は19日、「年末までに資産購入ペースを緩める可能性がある」、「来年失業率が7%まで低下したらFRBは資産購入を2014年中旬に終了する可能性がある」との見方を示した。市場参加者の間からは、1年以内に購入を停止することは想定外との声が聞かれている。

短期金利(FFレート)の引き上げは2015年以降になると予想されているが、おおむね1年以内に資産購入の停止が想定された場合、商品相場は一段と下落する可能性がある。外為市場では、商品相場の下落を意識して豪ドル売りが拡大しているが、新興諸国の通貨もドルに対して下落する可能性がある。

米FRBは量的緩和(QE)の早期終了を検討していることが確認されたが、外部環境が大きく変化した場合、QEの早期終了は難しくなる可能性がある。失業率の動向にも左右されそうだが、金融市場の不確実性はやや高まり、米国株の持続的な上昇に対する期待は後退するかもしれない。《KO》

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