19日の香港市場概況:続落、本土株安や中国の景気不安で3日ぶり21000割れ

2013年6月19日 17:36

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記事提供元:フィスコ


*17:36JST 19日の香港市場概況:続落、本土株安や中国の景気不安で3日ぶり21000割れ

19日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続落となり、前日比238.99ポイント安(-1.13%)の20986.89で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同149.00ポイント安(-1.53%)の9584.54、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同66.48ポイント安(-1.62%)の4027.17だった。

日本時間20日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、小動きでのスタート。ただ、新規株式公開(IPO)の早期再開観測などから、この日の中国本土株が下げ幅を広げると、ハンセン指数も一段安となった。また、明日20日に発表される中国のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値について、下振れ懸念がくすぶったもよう。とはいえ、指数は3営業日ぶりに21000台を割り込んだとあり、値ごろ感から後場には下げ幅を縮める場面もあった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産セクターの下げが目立つ。華潤置地(01109/HK)が3.26%安、中国海外発展(00688/HK)が1.92%安で取引を終えた。北京や深センなど一部地方の当局が、不動産税(固定資産税に相当)のモデル実施案を国に提出したと報じられている。

このほか、中国建設銀行(00939/HK)など本土系銀行セクターが軟調。格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは19日、中国の銀行業が地方債務リスクに直面していると指摘。このほか、前日報じられた預金準備率の引き下げ観測について、不動産価格の高騰などを理由に「可能性は低い」との見方も目立つ状況となっている。

その他の個別銘柄では、中国蒙牛乳業(02319/HK)が6.89%上昇。中国の粉ミルクメーカー、雅士利(01230/HK)の買収案を発表したことが好感された。JPモルガン・チェースは同買収案について、先に発表された現代牧業(01117/HK)への出資などと併せて利益の押し上げ効果が期待できるとし、強気の投資判断を継続。雅士利も3.00%値上がりした。《KO》

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