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為替週間見通し:連邦公開市場委員会(FOMC)の出口戦略を見極める展開
*16:19JST 為替週間見通し:連邦公開市場委員会(FOMC)の出口戦略を見極める展開
■日銀の金融政策現状維持で安倍トレード(日本株買い・円売り)手仕舞い加速
ドル・円は、日本銀行金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決定され、期待されていた日本版「長期資金供給オペ(LTRO)」の導入が見送られたことで、99円29銭から93円75銭まで下落した。6月決算のヘッジファンド勢が、安倍トレード(日本株買い・円売り)ポジションを手仕舞ったことで、東京株式市場の下落、ドル・円の下落に拍車がかかった。
取引レンジは、93円75銭から99円29銭となった。
■連邦公開市場委員会(FOMC)の出口戦略を見極める展開
今後のドル・円は、18-19日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラムの縮小が協議されるか否か、そして、バーナンキFRB議長が出口戦略に言及するか否かを見極める展開となる。6月末決算のヘッジファンドによる安倍トレード(日本株買い・円売り)ポジションの手仕舞いが続いており、4月4日の相場水準(ドル・円95円、日経平均株価12634.54円)を下回る水準でも、日本株売り・円買いが続くのか否かを見極める展開となる。
ドル高・円安材料は、連邦公開市場委員会(FOMC)で出口戦略が検討された場合、米国10年債利回りの上昇、東京株式市場の下げ止まり。
ドル安・円高材料は、連邦公開市場委員会(FOMC)で出口戦略が先送りされた場合、日本国債10年物利回りの上昇、東京株式市場の続落。
■連邦公開市場委員会(FOMC)(18-19日)
WSJのFRBウォッチャーでバーナンキFRB議長のスポークスマンと目されるヒルゼンラス氏は、米国連邦準備理事会(FRB)高官の発言として、FRBが債券購入プログラムを縮小し始める際に過剰反応しないように投資家を納得させようと努力してきた。購入プログラムの調整が債券購入を一気に終了するという意味ではない。もっと重要なのは、FRBが短期金利の引き上げに近づいているのを意味するのではない。と述べている。
バーナンキFRB議長の今後の予定は、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)の後に会見を行い、7月は17-18日に議会証言を行うが、30-31日のFOMCの後は会見がない。8月はFOMCの開催がなく、また、ジャクソンホール・シンポジウムへの参加を見送っている。
米国連邦準備理事会(FRB)の出口戦略の判断材料となる米国雇用統計は、7月、8月、9月の第一金曜日に発表される。
もし、7月に発表される米国雇用統計が大幅に改善していた場合、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラムの縮小が決定される可能性が高まるが、バーナンキFRB議長は金融政策の重大な決定を説明することはできない。
6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラム縮小が決定されなくても、バーナンキFRB議長が出口戦略への工程表を説明する可能性が高いことで、要警戒となる。
■G-8サミット(17-18日)
ドイツ政府筋は、「G-8サミットでは、日本の経済政策を他国と比較する見通し。保護主義に反対するシグナルを送ることを望む」と述べている。G-8サミットでは、アベノミクス(財政出動策・金融緩和策・成長戦略)による円安に対する懸念が共有される可能性を警戒する展開となる。
■年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の外貨建て資産への投資
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、運用資産の基本ポートフォリオ比率を変更し、外貨建て資産への投資は約6.7兆円の増額となることで、ドル買い・円売り要因となる。
■安倍トレード(日本株買い・円売り)の調整目処
日経平均株価の半値押し水準は12085円、ドル・円の半値押し水準は、90円43銭、38.2%押しは93円57銭となっている。
主な予定は、17日(月):(米)6月NY連銀製造業景気指数、20日(木):(米)5月景気先行指標総合指数
[予想レンジ]
ドル・円93円00銭-98円00銭《FA》
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