注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、野村HD、三菱重工など

2013年6月10日 11:35

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記事提供元:フィスコ

*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、野村HD、三菱重工など

シャープ<6753>:460円(前週末比+59円)
急伸。先延ばしされていた米クアルコムからの2回目の出資が24日付で完了すると発表、見直し材料となっている。新型ディスプレーの量産技術にメドがついたことが背景とされており、財務面への安心感のほか、業績の先行き期待なども高まる方向になる。また、本日は新興市場などが急反発、個人投資家のマインド改善なども支援材料と捉えられる。

野村HD<8604>:754円(同+42円)
買い先行の展開。雇用統計を受けて米国株式市場が上昇、東京市場も大幅高スタートになっており、全体相場との連動性が高い大手証券株にもリバウンド期待が高まる展開へ。雇用統計を受けて、早期の量的緩和策縮小懸念が遠のく状況となっているもよう。また、同社に関しては、ドイツ証券が投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も600円から900円にまで引き上げ。「貯蓄から投資」へのシフトに伴い、PERの拡大ステージへ向かうとの見方。

大和証券G<8601>:844円(同+43円)
大幅続伸。地合い改善を映して、野村HD<8604>とともに強い動きが目立っている。同社に関しては、米バロンズ紙でも取り上げられており、買い材料視されているとの見方にも。同紙では、海外ファンドの株式部門責任者の見方として、日本の復活局面で収益を得るのに最適なのは同社であるとの指摘。また、経営に対する評価は一般的な日本企業と比べて高いとも。

三菱重工<7011>:558円(同-25円)
下落率上位。米原発運営のSCEでは、廃炉を決めたサンオノフレ原発の2、3号機に関し、異常のあった蒸気発生器を製造した同社側と、損害賠償について協議する方針を明らかにしたと伝わっている。資金負担増への懸念や今後の米国における受注活動などへの影響を警戒する動きが先行へ。

SUMCO<3436>:1109円(同-65円)
売り先行。同社は先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は41.5億円で前年同期比42.4%増益となったが、上半期計画比では進捗率が半分にも達しておらず、市場予想も下回ったものとみられる。為替の影響を除けば、前四半期比、前年同期比でも減益とみられ、回復が想定以上に遅れているとの見方につながっている。

クックパッド<2193>:2699円(同+359円)
大幅高。同社は先週末に決算を発表、営業利益は26.4億円で前期比37%増益、年間配当金は12.4期実績の3円から10円にまで引き上げるとしている。プレミアム会員数の順調な増加などが好業績の背景に。第3四半期までの実績からサプライズは乏しいと見られるものの、先週末にかけて警戒感が強まっていたなか、大幅な増配発表などがポジティブなインパクトにつながる形のようだ。

ウシオ電機<6925>:1299円(同+144円)
大幅高。大和が投資判断を「3」から「2」へ格上げしており、評価の高まる展開になっているようだ。目標株価は1390円に設定しているもよう。EUV光源開発ビジネスの大規模縮小、円安効果、デジタルシネマランプ・半導体用UVランプの需要拡大といったカタリストが揃い、割安なPBR水準の是正が強まる可能性と。

オーイズミ<6428>:1002円(同+147円)
一時ストップ高。カジノ関連としての期待感が再燃する展開に。先週5日の成長戦略第3弾では、カジノ解禁に対する具体的なコメントが示されず、失望感が強まる状況となっていたが、「戦略特区」の具体的な制度設計などはこれからでもあり、直近の株価下落は過剰反応といった見方にも。また、先週末には日本維新の会がカジノ法案を衆院に提出したとも伝わっている。

鉱研工業<6297>:500円(同+800円)
急伸でストップ高。先週末から、次世代ガス「メタンハイドレート」の埋蔵調査が開始されたことが材料視されている。8日には上越と能登半島の沖合で分布地域と量の探査が始まったほか、2014年度には秋田・山形沖と隠岐周辺で、15年度には北海道でも調査が実施される予定。同社は地下資源工事用の掘削機械を手掛けることから、あらためて思惑的な物色が強まっているようだ。

レーサム<8890>:145900円(同+9800円)
大幅反発。本日から開催される日銀の金融決定会合において、長期金利の安定化策などが発表される可能性があり、金融緩和関連銘柄の一角として見直しの動きが強まっている。先週末にも東証1部市場では不動産セクターなど金融緩和メリット株が強含んでおり、見直しの流れが波及する格好に。なお、本日も東証REIT指数が約2%の上昇となっていることが支援材料にも。

タカラBIO<4974>:2513円(同+241円)
大幅高。同社やナノキャリア<4571>、MDNT<2370>など、バイオ関連株が軒並み買い気配からのスタートとなっている。先週はバイオ関連株に急落となる銘柄が相次いだが、地合い好転を背景に自律反発狙いの動きが強まる格好に。また、明日はペプチドリーム<4587>のIPOが予定されており、人気化に対する期待がバイオ関連の支援材料にも。

ガンホー<3765>:1105000円(同+135000円)
6日ぶり反発。同社やクルーズ<2138>、コロプラ<3668>など、好業績のゲーム関連株が押し目買い優勢となっている。同社については先週、週間で約25%の急落となるなど、直近の売られ過ぎ感から自律反発狙いの動きも。なお、先週末には、人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が、全米で大人気のゲームアプリ「Clash of Clans」とコラボレーションを行うと発表している。《KO》

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