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ソニー、沖縄電力など/本日の注目個別銘柄(5月31日)
[本日の注目個別銘柄]
<6758> ソニー 2049 +42
買い優勢。大株主から提言されているエンターテインメント部門の一部売却案をめぐり、モルガン・スタンレーやシティグループと協議していると報じられている。先に同提言が伝わった際に株価は大幅高を演じており、事業部分売却の実現性の高まりは買い材料と捉えられる形に。本日は外部環境の改善なども追い風につながっている。
<4321> ケネディクス 54900 +2100
大幅高。足元で下げの目立っていた不動産セクターだが、長期金利の落ち着きなども背景に、本日は全般的にリバウンドの流れが目立っている。つれて、同社など中小型不動産株で上昇率の高まるものが多くなっている。直近で発表されている不動産投資家調査、地価動向報告などは揃って良好な結果となっており、不動産株見直しの下地は整っていたとみられる。
<6326> クボタ 1500 -75
売り先行。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げしている。業績予想は上方修正しているが、足元で株価は大幅上昇しており、達成感も出てきているとみているもよう。北米での販売増傾向は継続だが、競合企業との競争は激しくもなっているようだ。一方、メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」継続で、目標株価を1300円から1850円に引き上げ。農業機械はアジアと畑作向けで成長ポテンシャルが高いと。
<4183> 三井化学 232 -10
さえない。UBSでは総合化学セクターの投資スタンスを中立からやや弱気に引き下げている。アジア石化市況に対する慎重な見方をより強めているもよう。供給増が続く中、需給は低調が続き、年を通して市況に回復は見られないと予想している。とりわけ、事業構造改革が足踏みとなり、低水準の収益から脱し難いとみられる同社の投資判断は「セル」に格下げしている。
<5938> LIXIL 2442 +161
買い優勢。みずほ証券では、投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1900円から3000円に引き上げている。中期経営計画の中で、C-30ロジェクトに続く新たなコスト削減目標が示されたこと、営業利益率8%の達成に向け、経営陣が自らの経営責任にまで言及するなど強い決意を示したことなどを評価としている。
<6440> JUKI 176 +6
朝方に急伸。ソニー<6758>との業務提携発表を好感している。ソニーと産業装置事業を統合して合弁会社に移行するもよう。同社の出資比率は約81%となり、合弁会社は同社の連結子会社となる。事業規模の拡大が想定されるほか、ソニーとのつながりが深まることなどもポジティブに捉えられる形へ。
<6299> 神鋼環境ソリューション 375 +80
ストップ高買い気配。ミドリムシで体内に油脂を多く含む種類を発見したと発表している。現在有望とされている種類の2倍以上とされているようだ。新興市場の人気銘柄であるユーグレナ<2931>の連想感も高まり、市場の関心が急速に集まる状況となっているようだ。
<9511> 沖縄電力 3890 +445
大幅高。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も4000円から4600円に引き上げている。今期会社側の経常利益見通しは57億円、従来の三菱UFJ予想を上回っており、会社側のコスト抑制スタンスをポジティブに評価としている。吉の浦LNG火力発電所の1号機、2号機の営業運転開始後の利益水準が注目点とも。
<5981> 東京製綱 155 +17
朝方は急伸。前日に決算説明会を開催、見直しの動きにつながっているようだ。新製品群の拡販、アジア冬季大会やソチオリンピック会場造成など海外新規案件の獲得などが示されているもようのほか、中国送電線事業、海底油田開発用などに炭素繊維複合材ケーブルの販売拡大期待も高まっているようだ。
<9433> KDDI 4610 +115
しっかり。SMBC日興証券では通信セクターのカバレッジを「強気」で開始、同社の投資判断を「1」としている。目標株価は6600円に。auの好調な契約純増、ARPUの下げ止まり、モバイルと固定のバンドルプランによるFTTHの契約純増などで、来期までの利益成長が見えてきたとの評価。ドコモ<9437>がiPhoneを導入しても契約者はさほど流出しないと予想しているようだ。
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