【編集長の視点】藤久はストップ高気配で高値更新、東証1部指定替え承認で需給好転思惑

2013年5月24日 10:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  藤久 <9966> (東2、名2)は、寄り付きから買い気配値をアップさせ300円高の1747円買い気配とストップ高で3日ぶりに急反発、5月10日につけた年初来高値1461円を大きく更新している。

  前日23日大引け後に東京証券取引所、名古屋証券取引所から5月30日付けでの東証第1部・名証第1部への指定替えを承認されたと発表、指定替えに際して新株式発行など希薄化材料を伴わないことから、東証第1部指定替えで東証株価指数(TOPIX)に算入され、TOPIX連動型のファンドなどの買い需要が発生すると需給好転思惑を強め、売り買い差し引きでなお3万株弱の買い物を集めている。

  同社は、今年5月22日に今年2月12日、4月1日と相次いで下方修正した今6月期業績を一転して上方修正したばかりである。業績下方修正は、新規出店を計画通りに進めているが、既存店売り上げは計画を下回り、さらに年金基金脱退で特別掛金8億1966万円を特別損失として計上したことを要因としており、純利益は、期初予想の3億7400万円を5800万円、5億5000万円の赤字(前期は2億7100万円の黒字)へそれぞれ引き下、5月9日には期末配当も減配した。

  これに対して5月22日には、この再減額値をコストコントロールの寄与から上方修正、純利益は、2億7000万円の赤字と赤字転換幅を縮めた。

  株価は、4月の純益再減額では悪材料出尽くし感を強めて1400円台で堅調に推移、期末配当の減配では逆に年初来高値まで上ぶれ、22日の上方修正では、前日23日の急落前に1460円まで買われた。PER評価では投資採算圏外となるが、PBRは0.5倍と割り負けており、2008年6月以来の2000円大台回復にトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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