【株式評論家の視点】大幸薬品株価は外部材料受け難く見直し、「クレベリン」好調続く

2013年5月24日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

 全般相場は為替相場や債券相場、中国の景気動向に神経質となり大幅安となっているが、材料性のある好財務内容の外部環境の影響を受けにくい銘柄を見直す良い機会が訪れた感があり、大幸薬品<4574>(東1)は、ディフェンシブ銘柄として注目度は高い。

 足元の業績、主力製品『正露丸』と『セイロガン糖衣A』について、若年層に向けた当該製品の訴求を強化する等、広告宣伝や店頭販促を図る一方で、海外向けにつきましては、中国と香港市場を中心に好調が見込まれるほか、円安による為替効果も見込むことから増収を予想。また、感染管理事業は前期売上急伸の背景となったノロウイルスの流行等を見込まず、「クレベリン」シリーズが堅調に推移する見通しで、今3月期売上高は75億円(前年同期比0.8%増)、営業利益は11億5000万円(同2.7%増)、経常利益は11億5000万円(同5.0%減)、純利益は9億円(同13.2%減)を予想。年間配当は10円(同5円減)になる見通しだが、会社計画は最低ライン、秋以降、ノロウイルスなどが流行すれば、大きく上ブレする余地はあり、今期予想PER22倍台と割高感はない。

 株価は、4月12日に年初来高値2038円と買われた後、もみ合っていたが、5月23日安値1497円と下げて、4月11日安値1488円に接近し、値ごろ感が出始めている。自己資本比率75.4%と高く、金利上昇に強い無借金経営の好財務内容を見直される可能性が高い、また、秋以降のノロウイルスなどの流行を想定した上で、中長期狙いに徹し買い下がる気持ちで、打診買いを考えるところだろう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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