【話題】日経平均前場高値から後場安値まで1500円の下げ、大荒れ相場、アベノミクス相場に転機も

2013年5月23日 15:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  23日(木)のマーケットは荒れた。前場の日経平均は前日比270円高と続伸したが、後場は一転して売り急ぎとなって1万5000円を割り込んだ。この日だけで、高値と安値の差が実に約1500円となり大荒れといえる展開だった。(1)いつ調整が来るか、と言われ続け、根底に警戒感があた、(2)このところ値下り銘柄数が値上り銘柄数を上回り、相場実体は良くなかった、(3)売買単価が急速に低下し、マーケットでは先行した優良銘柄から低位出遅れ銘柄に物色の中心が移っていた、(4)長期国債金利が1%台に乗せた、(5)3月期決算の発表が一巡し手がかり材料がなくなったーーなどが重なったようだ。

  株式評論家の海老原紀雄氏が前週指摘していた通り、「これからの相場は、ハゼ釣り相場からアユ釣り相場になる。簡単には儲け難くなっている」、という展開である。

  もっとも、30日線までには余裕があるし、日経平均の予想1株利益も22日現在で902円に向上している。このため、「基調」として相場は崩れたわけではない。ただ、短期売買を旨とする投資家には3月期決算の発表で一つのヤマ場は過ぎたという思いだろう。

  今後はどう動くか。企業業績が上向いているだけに短期の突っ込みはあっても、そのままズルズルと下げることはないだろう。ただ、2014年3月期業績の増額を期待することは第1四半期では無理だろう。恐らく、第2四半期までは難しいだろう。この前提に立つと日経平均は秋頃まで高値圏でのモミ合いの可能性がありそうだ。

  仮に、モミ合いでなく相場が上に行くとすれば、「アベソミクス成長戦略」だろう。日本の標準時間を2時間前倒しにするくらいの策では相場を持ち上げることは難しいだろう。とくに、成長戦略は長期観点のものが多く、短期的相場を持ち上げることができるかは疑問だろう。

  結果、夏場相場はモミ合いとみて、「好業績+人気材料性」を重視して取り組みたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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