米乱高下による影響限定的で16000円を意識も/オープニングコメント

2013年5月23日 10:09

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記事提供元:フィスコ

[オープニングコメント]

08:01JST 米乱高下による影響限定的で16000円を意識も

 22日の米国株相場は乱高下となり、この影響から東京市場は利益確定の売りが先行しそうである。ただし、円相場が1ドル103円台で推移するなか、次第に強含みの展開となる可能性もあろう。

 22日のNYダウはバーナンキFRB議長証言を受けて一時150ドル超の上昇を見せた。しかし、その後の出口戦略に関する発言やFOMC議事録の内容が伝わると、急速に値を消す展開となった。この値動きに引きずられる形でシカゴ日経225先物についても、一時15995円まで急伸した後に15565円まで急落、清算値は大証比30円安の15640円に。大証のナイトセッションでは一時16000円を付けている。

 もっとも、ギャップ・アップで16000円台に乗せるよりは、落ち着いたスタートとなることにより、買い遅れている向きにとっては押し目買いの好機といったところである。為替市場ではドル・円が103円台で推移している。利食い一巡後に底堅い展開ともなれば、先物主導によるインデックス買いなどによって、日経平均は16000円を意識したトレンド形成も。

 そのほか、物色としては政策絡みの材料となろうが、安倍首相は26日、ミャンマーでテイン・セイン大統領と会談し、同国の経済成長に向けた包括的な支援策について合意すると報じられている。電力開発については「超臨界圧石炭火力」などを採用する方向と伝えており、石炭火力などの関連銘柄へは値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。

 なお、22日のNY市場はダウ平均が80.41ドル安の15307.17、ナスダックが38.82ポイント安の3463.30。ADRの日本株はトヨタ<7203>、ニコン<7731>、京セラ<6971>が小安い。半面、富士重<7270>、キリン<2503>、NTTドコモ<9437>が小じっかりなど、対東証比較(1ドル103.12円換算)で全般小動き。

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