【アナリストの眼】巴工業は今期減益見通しだが油井掘削関連の受注に期待、高値圏で頑強な株価はきっかけ待ち

2013年5月22日 13:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  化学機械メーカーの巴工業 <6309> は3円高の2013円と4日続伸のあと後場はやや軟調となっている。アメリカ油井関連で2月に人気となって買われ、その時につけた高値2130円に接近している。

  今期(13年10月期)連結業績見通しは、3月4日に減額修正して売上高が前期比0.3%増の417億円、営業利益が同12.1%減の21億50百万円、経常利益が同17.5%減の21億50百万円、純利益が同20.8%減の12億80百万円としている。

  第1四半期(12年11月~13年1月)は、機械事業で北米の油井掘削向け遠心機械の受注が遅れ、化学工業製品事業で半導体製造用セラミックス、鉄鋼用添加剤、香港の成形機販売などが低調だったため減収大幅減益だった。ただし円安進行メリットや設備投資回復などで、下期(13年5月~10月)は受注改善が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、2月20日の高値2130円から反落したが、切り返して4月8日と4月11日に2092円まで戻す場面があった。2月高値には届かなかったが、その後も高値圏2000円近辺で堅調に推移している。5月21日の終値2010円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS128円27銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで調整局面だが、下押す動きは見られない。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続しているようだ。きっかけ次第で上値追いの展開が期待され、第2四半期累計(12年11月~13年4月)の業績発表が接近して思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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