【編集長の視点】メディアGLは株式分割を歓迎、減益転換業績をカバーして安値水準から反発

2013年5月22日 10:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  メディアグローバルリンクス(メディアGL) <6659> (JQS)は、1600円高の6万9700円と急反発し、5月16日につけた年初来安値6万200円に並ぶ安値水準から底上げしている。前日21日大引け後に発表した株式分割を歓迎し、今期の大幅減益転換予想業績をカバーするとして権利取りの買い物が先行している。高値後は、利益確定売りの交錯し前日終値を挟むもみ合いに変わっている。

  株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約行動計画」に沿い、投資家の利便性と同社株式の流動性の向上を図り、単元株制度を採用するために実施するもので、9月30日を基準日に1株を100株に分割、1単元株数を100株とする単元株制度の効力発生日は、10月1日を予定している。

  一方、同社の株価は、今年4月18日に前2013年3月期業績の上方修正を発表、純利益を期初予想の5億円から7億3100万円(前々期比5.1倍)に引き上げ、7期ぶりの過去最高更新の更新幅を拡大したが、同日ザラ場につけた年初来高値8万9400円から逆に急落、年初来安値まで短期3割安した。

  業績上方修正は、オーストラリアの大型プロジェクトが大きく貢献し、為替レートが想定より円安になったことなどを要因としているが、この上方修正と同時に今2014年3月期業績予想も発表し、同豪州プロジェクトが、納入のピークを過ぎ売り上げが大幅に低下するとして減収減益になるとしたことが響いた。その後正式に発表した今期業績は、前期比13%減収、69%経常減益、65%純益減益を見込み、純利益2億5000万円は、前期の過去最高の3分の1となる。

  PERは14倍台と下げ過ぎを示唆しており、このところ、株式分割を実施する銘柄が大幅高していることも連想され、権利取りでリバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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