【アナリストの眼】松田産業株価は4日続伸、先ずは3月高値へ、円安進行で輸出環境改善から半導体・電子部品関連の生産上向き貴金属リサイクル好調、2ケタ増益

2013年5月22日 10:06

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  貴金属リサイクルの松田産業<7456>(東1)は、11円高の1441円と4営業日続伸、大きく出直っている。景気回復メリットを評価して、先ずは3月につけた年初来高値1585円奪回を目指す展開だろう。

  貴金属リサイクル事業を主力として、農林水産品を扱う食品関連事業も展開している。貴金属リサイクル事業では、エレクトロニクス産業が成長している東アジアを中心に、海外拠点網の拡大を推進している。

  5月13日に発表した前期(13年3月期)連結業績は前々期比10.8%減収、同18.6%営業減益、同13.4%経常減益、同4.7%最終減益だった。半導体・電子部品関連の生産低迷の影響を受けて、主力の貴金属関連事業が同14.0%減収だった。食品関連事業は販売数量が堅調だったが、価格下落の影響を受けた模様だ。

  今期(14年3月期)見通しは売上高が前期比4.6%増の1750億円、営業利益が同11.3%増の62億円、経常利益が同6.8%増の65億円、純利益が同3.3%増の41億40百万円としている。円安進行に伴う輸出環境改善などで半導体・電子部品関連の生産活動が上向くことが予想され、貴金属市況も上昇傾向になれば収益改善が期待されるだろう。貴金属関連事業では国内拠点の強化を進める模様だ。配当予想は前期と同額の年間24円(第2四半期末12円、期末12円)とした。

  株価の動きを見ると、3月22日の1585円から反落して4月16日には1256円まで調整する場面があった。しかし5月14日に1489円まで戻すなど出直り感を強めている。今期の収益改善見通しを評価する動きだろう。5月21日の終値1430円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS151円33銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1643円09銭で算出)は0.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺がサポートラインとなって出直り感を強めている。指標面に割安感もあり、調整が一巡して3月22日の高値を試す動きを強めそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】ビー・エム・エルは09年高値2930円更新目指す、重点政策のクリニック市場開拓が好調寄与(2013/05/21)
【アナリストの眼】アルコニックスは自動車、スマートフォン・タブレット関連の好調で今期業績回復、子会社化した金属・化成品メーカーの米ユニバーティカルに期待、PER割安(2013/05/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事