【アナリストの眼】エスプール株価は調整完了感、ネット通販市場の拡大を追い風に今期65%増益

2013年5月22日 09:07

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 人材サービスのエスプール<2471>(JQS)に注目したい。株価は急騰した3月高値圏から反落したが、足元では日柄整理完了感を強めている。今期(13年11月期)の好業績見通しを評価して、上値を試す展開が期待されそうだ。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクス関連やセールスプロモーション関連のアウトソーシング受託)、人材ソリューション事業(コールセンター業務や携帯電話販売支援業務などの人材派遣サービス)を展開している。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、純利益が50百万円(前期は30百万円の赤字)としている。ネット通販市場の拡大を追い風として、ビジネスソリューション事業のロジスティクス関連(発送代行サービスやセンター運営代行サービス)の受注が拡大し、増収効果で営業損益が大幅に改善する見込みだ。

 第1四半期(12年12月~13年2月)連結業績は、ビジネスソリューション事業で大型スポット案件の受注がなく前年同期比3.2%減収だが、売上総利益率改善で同23.5%営業増益だった。通期予想に対する進捗率はやや低水準だが、景気回復に伴って派遣需要やコールセンター需要が広がる可能性も高く、受注単価の上昇や積極的な拠点拡充効果の寄与も期待されるだろう。4月に開始したマーチャンダイジング事業も、既存事業とのシナジー効果が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、急騰して3月12日に380円、3月28日に379円を付けた後、反落して4月2日に247円、4月15日に256円まで調整した。しかし徐々に下値を切り上げて急騰後の日柄整理完了感を強めている。5月20日の終値329円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は16~17倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS55円18銭で算出)は6倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、さらに週足チャート見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。急騰後の日柄整理完了感を強めており、今期好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】日新電機は訂正高が本格化へ、中期成長路線が見える(2013/05/21)
【株式評論家の視点】八州電機はソリューション部門を強化し、持続的な成長を目指す(2013/05/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事