東洋合成工業:今期も増収見込みだが、新工場の償却負担などが膨らむ

2013年5月21日 10:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■スマートフォンやタブレット端末など高精細な性能の電子機器が拡大

 東洋合成工業<4970>(JQS)の13年3月期連結業績は、新製品の開発や既存製品の拡販に努め、売上高141億41百万円(前年同期比1.4%増)となった。損益面では、期末にかけての円安で、増収効果はあったが、期中の大半が円高であり、また新工場の稼働に伴う償却負担増や試作品原価の上昇より、営業利益は2億71百万円(同57.6%減)、経常利益1億35百万円(同74.2%減)、純利益43百万円(同88.8%減)と増収大幅減益となった。

 同社の主要関連業界であるエレクトロニクス業界は、高精細な技術を必要とするスマートフォンやタブレット端末の普及が日本国内のみならず世界的に普及しており、高度な技術が以前にも増して要求されている。このような状況の中で、事業別の状況を見ると、感光性材料事業では、スマートフォンやタブレット端末など高精細な性能が要求される電子機器の拡大が進み、高価格品を中心に需要が伸長した。その結果、売上高は74億73百万円(前年同期比9.5%増)となった。

 化成品事業では、香料材料部門は、円安の追い風を受けたが、香料工場の減価償却負担が利益を押し下げる結果となった。グリーンケミカル部門は、高付加価値品と溶剤リサイクルを中心に市場開拓を進めるが、国内半導体市場の不況の影響を受け、低迷する結果となった。一方、ロジスティック部門は、タンク契約率を高水準で維持でき、高い利益率を確保している。その結果、売上高は66億68百万円(同6.4%減)となった。

 今期通期の見通しは、売上高は上期75億円、下期85億円で合計160億円(前期比13.1%増)を見込んでいる。損益面では、新工場の償却負担などが増加し、営業利益は△2億円(前年同期2億71百万円の利益)、経常利益は△1億円(同1億35百万円の利益)、純利益は資産の売却などにより30百万円(同30.77%減)の確保を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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