1ドル100円突破で日経平均は2008年6月高値水準に/オープニングコメント

2013年5月10日 11:12

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記事提供元:フィスコ

[オープニングコメント]

08:26JST 1ドル100円突破で日経平均は2008年6月高値水準に

 米国の景気回復に対する期待感が高まり、為替市場で円相場は大幅下落し、4年1ヶ月ぶりに1ドル100円を突破した。これを受けてシカゴ日経225先物清算値は14545円と大証比315円高の水準に。これにサヤ寄せする格好でのギャップ・アップからのスタートとなろう。オプションSQとなるが、一気に権利行使価格14500円のレンジに移行することになりそうだ。

 円相場の1ドル100円突破によっていったんは達成感が意識されそうだが、業績上振れ期待なども高まりやすく、輸出関連の主力処を中心とした買いが強まりそうである。

 また、経済産業省は企業が顧客の個人情報を二次利用するための指針をまとめるなど、ビッグデータ活用を後押し。そのほか、マイナンバーの民間活用が法律で認められた場合、関連市場は3兆円程度との推計も出ている。そのため、IT関連への関心も高まりやすいだろう。足元でバイオ関連への調整がみられているが、IT関連への資金シフトが強まるかを見極めたいところである。

 なお、本日は決算発表の集中日となる。このところは発表を受けて弱含みとなる銘柄も多く、さすがに決算内容を見極めたいとする様子見姿勢も強まりやすい。さらに日経平均は2008年6月高値の14600円近辺を捉えてきており、テクニカル面でもいったんは達成感を意識させそうである。そのため、買い一巡後はこう着感の強い展開が意識されやすいだろう。しかし、目先的な調整が意識された局面での7日のギャップ・アップに次いで、本日のギャップ・アップにより、押し目待ちに押し目なし、の投資家心理が高まりそうだ。

 なお、9日のNY市場でダウ平均は22.50ドル安の15082.62、ナスダックは4.10ポイント安の3409.17。ADRの日本株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、キヤノン<7751>、三菱商<8058>、京セラ<6971>など、対東証比較(1ドル100.73円換算)で全般堅調だった。

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