関連記事
カゴメと三井物産、インドでトマト加工品の製造・販売事業を開始

ムンバイで行われた調印式(写真:カゴメ)[写真拡大]
カゴメは30日、三井物産およびインドの大手食用油脂・大豆粕メーカーであるルチ・ソヤ社と共同で、トマト加工品の製造・販売事業会社を設立することで合意したと発表した。カゴメと三井物産は、共同出資会社を通じて同事業会社の株式の60%を取得する予定。
共同参画するルチ・ソヤ社は、大手ルチグループの一社であり、インド国内における食用油脂・大豆粕等の製造・販売を手掛け、広範な物流・販売網を持つ最大手の企業。これに、カゴメのトマト加工品製造ノウハウ、及び三井物産のグローバルネットワークといった3社の総合力を発揮し、同事業に取り組んでいく。
工場建設費6億円を投じ、2014年7月から大手外食チェーンなどへトマトソースなどの生産販売を開始する予定。2015年以降にはルチ・ソヤ社のインドにおける販売力を活かし、家庭用商品の販売を行うことを計画しており、2018年の年間売上金額は60億円を計画している。
インドは中国に次ぐ世界第2位のトマト生産国であり、カレーのベースなどにトマトが使われているが、同国では生トマトとしての消費が中心であり、国内のトマトの加工品化率は1%に満たず、トマト加工品の消費・市場は今後大きく拡大すると予想されるという。また、健康意識や食に対する意識の変化を背景に、外食産業においても質の高いトマト加工品への需要が高まりつつあるという。
スポンサードリンク
