【編集長の視点】JR東日本は反発、鉄道各社は好業績に自己株式取得・増配などがオンも独歩高に止まる

2013年5月1日 10:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  東日本旅客鉄道 <9020> は、150円高の8370円と3営業日ぶりに反発している。前日30日大引け後に3月期決算と自己株式取得を発表、前期業績が、昨年10月の上方修正値を上ぶれて着地し、今期純利益を6期ぶりに過去最高更新と予想したことを評価して内需割安株が再燃している。

  鉄道株は、同社のほか4社が前日取引時間中や大引け後に同じく3月期決算を発表、京成電鉄 <9009> を除いて今3月期業績の続伸と前期配当の増配などを発表しているが、きょう1日に株価が上昇しているのは、JR東日本1社に止まっている。大引け後に決算発表の東海旅客鉄道 <9022> が、170円安の1万1580円、取引時間中発表の東武鉄道 <9001> が、12円安の554円、京王電鉄 <9008> が、19円安の819円、京成電鉄も、21円安の1009円とそれぞれ反落し、大型連休の後半を控えて利益確定売りが先行している。

  JR東日本の前期業績は、昨年10月の上方修正値を売り上げが208億円、利益が115億円~13億円上ぶれ、純利益は、1753億8400万円(前々期比61%増)と大幅続伸した。前々期の東日本大震災による影響の反動で運輸収入が増加し、支払利息の減少、大震災の損害に伴う受取保険金の計上も加わり上ぶれ着地した。今期業績も、新幹線の新型車両の運転開始や東京駅、小山駅、吉祥寺駅などでの「ステーションルネッサンス」推進などから続伸、純利益は、1920億円(前期比9%増)と2008年3月期の過去最高(1896億7200万円)更新を見込んでいる。

  なお、自己株式取得は、株主還元をさらに充実することを目的しており、上限を100万株(発行済み株式総数の0.25%)、100億円、取得期間を5月8日から5月31日までとして実施する。

  株価は、昨年10月の業績上方修正・自己株式消却では1株純資産水準で限定的な反応にとどまったが、その後は東京駅再開発人気や含み資産株思惑などで年初来高値8990円まで買い進まれ高値でもみ合っていた。PER16倍台の割安修正で高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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