【アナリストの眼】GWの谷間、海外重要イベント、円強含みで全体は様子見ムード、個別物色に重点

2013年4月30日 09:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<相場展望>(4月30日~5月2日)

  来週(4月30日~5月2日)の株式市場は為替動向次第だが、ゴールデンウィーク(GW)の大型連休の谷間となるうえに、週後半には海外で米FOMC(連邦公開市場委員会)、ECB(欧州中央銀行)理事会、米4月雇用統計と重要イベントが相次ぐため、全体としては様子見ムードを強めて、3月期決算発表を受けての個別物色の展開となりそうだ。

  前週末26日の日銀金融政策決定会合の結果発表後に、金融政策の現状維持と展望リポートの内容に失望感が強まり、外国為替市場では円の買い戻しが優勢になった。そして26日の海外市場では一時1米ドル=97円台半ばまで円が上昇する場面があった。来週4月30日~5月1日の米FOMCでは、米1~3月期GDP速報値が市場予想を下回るなど、最近の主要経済指標の弱含みの内容を受けて量的金融緩和策の継続が確認される可能性が高く、また5月2日のECB理事会では、ユーロ圏の景気低迷を受けて利下げ観測が高まっているため、外国為替市場では円の強含み展開となる可能性があるだろう。

  このため日本の株式市場では、輸出関連セクターを中心に上値の重い展開となりそうだ。さらに日本市場が4連休に入る週末5月3日には米4月雇用統計が控えているため、全体としては動きづらく様子見ムードを強める可能性が高いだろう。

  前週末26日の取引終了後に好決算を発表したホンダ <7267> や野村ホールディングス <8604> 、一方で減益予想を発表したNEC <6701> やファナック <6954> などに対して、3連休明け30日の市場がどのように反応するかも注目されるだろう。特にホンダに関しては、14年3月期大幅増益予想で増配だが、市場平均を下回る保守的な会社予想に対する市場の反応が注目されるだろう。決算発表時に恒例となったが、乱高下する銘柄も続出しそうだ。物色的には業績面での個別物色に加えて、安倍晋三内閣の成長戦略関連のテーマ物色も循環しそうだ。出遅れ銘柄にも注目したい。

  その他の注目スケジュールとしては、4月29日のユーロ圏4月景況感・業況感指数、米3月個人所得・消費支出、米3月住宅販売保留指数、30日の日本3月鉱工業生産速報、独5月消費者信頼感指数、ユーロ圏4月消費者物価指数速報値、米2月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米4月シカゴ地区購買部協会景気指数、米4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、5月1日の中国4月PMI(国家統計局)、米4月ADP雇用報告、米4月ISM製造業景気指数、米4月自動車販売台数、2日の中国4月製造業PMI改定値(HSBC)、米3月貿易収支、3日の中国4月非製造業PMI(国家統計局)、米3月製造業新規受注、米4月ISM非製造業景気指数などがあるだろう。その後は8日の中国4月貿易統計、8日~9日の英中銀金融政策委員会、10日~11日のG7財務相・中央銀行総裁会議などが予定されている。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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