ヨコレイ:経済特区(大阪市)に物流センター新設

2013年4月25日 17:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は、大阪湾ベイエリアの中心である大阪市此花区の夢洲地区に「夢洲物流センター(仮称)を新設することを決めた。来年6月の竣工を目指しこの5月初旬に着工の予定。

ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は、大阪湾ベイエリアの中心である大阪市此花区の夢洲地区に「夢洲物流センター(仮称)を新設することを決めた。来年6月の竣工を目指しこの5月初旬に着工の予定。[写真拡大]

■既設2センターと併設、物流の充実に向けて大幅に戦力アップ

  ヨコレイ(横浜冷凍) <2874> は、大阪湾ベイエリアの中心である大阪市此花区の夢洲地区に「夢洲物流センター(仮称)を新設することを決めた。来年6月の竣工を目指しこの5月初旬に着工の予定。

  同社は既に、此花区内舞洲地区に2つの物流センター(北港物流センター・舞洲物流センター)を所有するが、新物流センターはこの既設の物流センターのある舞洲の隣に位置し、大阪市の経済特区である夢州(人工島)に建設される。

  夢洲物流センターは、「高い品質管理」、「環境にやさしい冷蔵倉庫」、「最適な保管環境の提供」という3つのコンセプトに基づいて設計されるが、特に、既設の2つのセンターと併設することで、多様な物流ニーズに対応した顧客満足度の高いサービスの提供を目指している。

  夢州物流センター新設で、相乗効果を含め大幅な戦力アップとなり、生産性向上への強い支援材料となると見られている。

【3つのコンセプト】

1)高い品質管理 庫内荷捌室やプラットホーム内にハイブリッドデシカント陽圧方式を導入。イ)ホコリや暖気の侵入を防ぐ。ロ)低温化する熱エネルギーを除湿に利用し、結露から商品を守るハイブリッド化を実現、環境にやさしい効率的電力消費を行う。ハ)電動式移動ラックの採用で、迅速な入出庫を可能にし、商品の温度変化によるダメージを軽減した。

2)環境にやさしい冷蔵倉庫 イ)施設屋上に業界最大規模となる628kwの太陽光発電システムを設置。自社利用に加え、営業冷蔵庫初の売電を実施。ロ)電力管理にBEMSを導入し、消費電力の「見える化」による最適化を図る。ハ)冷媒は自然冷媒のアンモニアとCO2、ニ)全館の照明にLEDを採用、電力消費を削減した。

3)最適な保管環境の提供 イ)品質保持に最適な天井からの自然対流冷却法「ヘアピンコイル方式」を採用。ロ)太陽光発電の電力はリチウムイオン電池に蓄電し、機能停止しない災害に強いBCPを確立した。

【夢洲物流センター(仮称)の概要】 ◎構造・規模:(1)鉄筋コンクリート造4階建、(2)延床面積21,500平方メートル(6,500坪)、(3)敷地面積17,100平方メートル(5,200坪)。 ◎冷蔵収容能力:(1)約25,900トン、(2)F級約25,000トン、(3)C級約900トン。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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