三菱自、リチウムイオン電池不具合に関する原因調査の結果を報告

2013年4月24日 21:04

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 三菱自動車は24日、「アウトランダーPHEV」及び「i-MiEV」、「MINICAB-MiEV」に搭載されている駆動用電池(リチウムイオン電池)の不具合に関し、三菱自とサプライヤーが共同で行っていた原因調査の結果を発表した。

 不具合の原因については、サプライヤーの電池セル製造ラインに昨年12月から導入されたスクリーニング検査において作業時に過大な衝撃が加えられたことにより、部品の一部の変形や金属片発生による内部短絡を起こし、不具合が発生したという結論に至った。

 現在、スクリーニング検査を廃止した上で製造ラインに導入する再発防止策について有効性の検証を行っており、この結論がまとまり次第、可能な限り速やかにリコールを届け出るという。

 なお、「アウトランダーPHEV」に関しては、3月27日に不具合発生を公表後、外部充電や「チャージモード」での使用を控えるなどの協力を顧客に呼びかけたことにより、公表済みの3件以降、新たな不具合発生は報告されていないという。

 三菱自は今後、調査結果を踏まえて立案した再発防止策の効果検証並びにリコール届け出に向け、速やかに準備を進めていくとしている。

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