豊田自動織機、インドネシアにカーエアコン用コンプレッサーの新工場を建設

2013年4月24日 17:23

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 豊田自動織機は24日、成長するASEAN自動車市場に対応するため、インドネシアの西ジャワ州ブカシ県にカーエアコン用コンプレッサーを生産する新工場を建設し、供給能力の増強を図ると発表した。

 これは、コンプレッサーの生産子会社「P.T. TD Automotive Compressor Indonesia(以下TACI)」の新工場として建設するもので、2014年5月に稼働を開始する。新工場建設に伴い7,470億ルピア(約63億円)の設備投資と500人の新規雇用を計画している。

 現在TACIは、現工場にて年産160万台の生産能力を有し、インドネシアやタイを中心とするASEAN市場にコンプレッサーを供給しているが、今後はASEAN域内の需要拡大に加え、インドやブラジルなどASEAN域外への供給拡大も計画していることから、手狭になった現工場から新工場へ段階的に移転し、合わせて年産300万台まで生産能力を増強する。また、現地調達率の引き上げを図り、競争力の更なる向上に取り組んでいく。

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