三菱電機、米空調冷熱部門の新事務所を開設 投資額は約30億円

2013年4月18日 21:07

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米国空調冷熱部門新事務所の外観(写真:三菱電機)

米国空調冷熱部門新事務所の外観(写真:三菱電機)[写真拡大]

 三菱電機は18日、米国三菱電機の空調冷熱部門の北米事業拡大に向け、技術センター・研修施設および倉庫も集約した空調冷熱部門の新事務所を、ジョージア州グイネット郡(アトランタ市近郊)に新たに開設したと発表した。投資額は約30億円で4月に稼働開始した。

 米国空調冷熱市場は、消費者の省エネ意識向上により、省エネ効果の大きいダクトレス・スプリット空調需要が増し、中長期的に市場拡大が見込まれるという。今回、拡大する市場に対し、物流効率化のため倉庫を拡張して集約する。さらに、米国全土の気温を再現できる試験室を設置するなど空調冷熱技術センターも強化し、米国市場のニーズにあった製品評価と開発を行う。

 新事務所開設に伴い、今後3年間でエンジニア、倉庫作業者等100人近くの現地採用を計画するなど、地元経済の活性化にも貢献していく。

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