三菱樹脂、ハイバリアPETボトル製造ラインを平塚工場内に新設

2013年4月10日 20:37

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 三菱樹脂は10日、ワインや清酒などのアルコール飲料や食用油、調味料の容器として需要が伸長しているハイバリアPETボトルを増産するため、新しい製造ラインを平塚工場(神奈川県平塚市)内に設置することを決定したと発表した。新ラインは2013年11月の営業運転開始を予定しており、この新ラインの立ち上げにより生産能力は2倍強となる予定。投資額は約10億円となる。

 三菱樹脂では、現在ハイバリアPETボトルの生産を浅井工場(滋賀県長浜市)で行っているが、東日本にも多くの有力顧客を有すること、またPETボトルの技術開発を平塚工場内で行っていること、さらには事業再編に伴い平塚工場内の土地や建物などを有効活用できることから、新しい製造ラインを平塚工場内に新設することとした。西に位置する浅井工場に加えて平塚工場内に新たに生産拠点を設けることで、日本全域をカバーする安定した供給体制を確立する。

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