【編集長の視点】セーラーは底値買い妙味、業績が急回復し「有田焼ボールペン」に資産効果思惑も

2013年4月5日 07:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  セーラー万年筆 <7992> (東2)は、4月2日に顔合わせした年初来安値37円水準で売買高が漸増に転じており、底値買い妙味を示唆している。業績の急回復に加えて相次ぎ新製品を開発・発売しており、4月4日に発売した有田焼ボールペンは、株高に伴う資産効果で売り上げを伸ばしている高額商品のアイテムの一つとして注目を集め、株価押し上げ効果を発揮しそうだ。

  同社の業績は、前12月期に営業利益が6期ぶりに黒字転換し、今期は純利益でも黒字転換を予想するなど急回復している。今期業績は、売り上げ65億9900万円(前期比2%増)、営業利益2億900万円(同4.4倍)、経常利益1億600万円(前期は2600万円の赤字)、純利益7800万円(同1億2600万円の赤字)と見込んでいる。

  前期までに不採算品の改廃や電子文具事業を廃止し粗利益率を拡大し、今期は、ロボット機器事業で射出成形取出機の新機種を投入し、文具事業では新製品を相次ぎ発売、SFS制度の指定店舗も70店舗から100店舗に拡大、海外事業でも駐在員事務所を開設したベトナムや北欧諸国を積極開拓、昨年末に立ち上げた原価低減プロジェクトの継続も寄与する。

  このうち文具事業の新製品では、今年2月に複合筆記具の新ブランド「レフィーノ・エル」を発売したあと、女性社員開発のボールペン、漫画家・松本零士デザインの万年筆などと続き、昨4日には「有田焼ボールペン」の2商品を発売した。同ボールペンは、2008年開催の洞爺湖サミットで各国首脳に贈呈されたものを一般向けに開発したもので、本体の販売価格は10万円~20万円に設定されており、独自性のある高額商品として注目されそうだ。

  株価は、年初来高値52円から日柄で3カ月、値幅で3割の各調整と十分で、下値懸念は後退しており、底上げ先取り妙味を示唆している。(本紙編集長・朝妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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