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東洋エンジ、エジプト最大のポリエチレン製造設備を約370億円で受注
東洋エンジニアリング(TOYO)は2日、丸紅の協力を得て、エジプト石油省傘下のエンジニアリング会社エンピ社(ENPPI)と共同で、同省傘下のエチレン関連製品・製造販売会社エティドコ社(ETHYDCO)がエジプトのアレキサンドリアに建設するポリエチレン製造設備を受注したと発表した。受注金額は約4億ドル(約370億円)。
同プロジェクトは、TOYOが2012年にETHYDCO社より受注し現在建設中のエチレンプラント(年産46万トン)から原料を受けるポリエチレンプラント(同40万トン)を建設するもので、エジプトにおける最大のポリエチレンプラントとなる。
TOYOとENPPIは、米ユニベーション社の最新技術をベースに、設計から工事・試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。プロジェクトの実行にあたってはTOYOがリーダーとなり、基本設計、主要機器の調達を、ENPPIは基本設計の一部と詳細設計、主要機器以外の機器・資材調達をそれぞれ担当し、両社共同で建設工事(石油省傘下の工事業者ペトロジェット社を下請起用)と試運転を実施する。プラントの完成は2015年を予定している。
TOYOは21件におよぶポリエチレンプラントの実績を有し、エジプトでは6件目の実績となる。同国では経済成長に伴う石油化学製品の需要の高まりを受け、政府が2001年に石油化学増強20年計画を発表しており、今回のプロジェクトはこのナショナル・プロジェクトの一環として実行されるものとなる。
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