関連記事
【銘柄診断】アルファは続伸業績をテコに値ごろ割安株買いが膨らみ高値を意識
<銘柄ウオッチ>
アルファ<4760>(JQS)は、今8月期の連続増益業績をテコに25日移動平均線をサポート・ラインに下値を切り上げているが、なおPERは10倍台、PBRは0.5倍と割安であり、有配で低位値ごろも株価材料に今年3月13日につけた昨年来高値185円抜けから2009年7月高値202円を目指す上値評価が期待できる。「アベノミクス」効果による消費者マインドの好転は、同社の業績にも株価にもフォローとなる見込みだ。
同社の今8月期業績は、売り上げ73億円(前期比2%増)、経常利益2億2000万円(同8%増)、純利益1億2000万円(同51%増)と予想され、配当も、前期に増配した5円を安定継続する。店頭プロモーション事業とPOPギャラリー事業を基軸にした事業展開を強化、別注製品では、食品・飲料メーカーから消費者向けの販促キャンペーンの一括受注を提案し、自社企画製品では、eコマースの利用者増加に合わせた販促資材の拡大とPOPの充実を図り、高付加価値化と事業の効率化も上乗せとなることなどが要因となる。今年1月11日開示した今期第1四半期業績は、人件費増などで小幅減益転換したが、売り上げは、前年同期比5%増と増収転換しており、期初の業績予想に変更はない。
株価は、昨年10月発表の今期業績の連続増益予想を評価して25日移動平均線をクリアして右肩上がりのトレンドを形成、今期1Q業績の伸び悩みでやや下ぶれたものの、逆にこれで下げ過ぎとして昨年来高値まで急伸した。低PER・PBR修正、配当利回り3.0%の評価でなお上値にトライ、2009年7月高値奪回でもPERは13倍台、PBRは0.7倍にとどまる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【編集長の視点】ジャックスは高値に肉薄、業績再上方修正に期末配当増配が加わり割安修正(2013/03/25)
・【アナリストの眼】清和中央HDの今期営業利益急向上、鋼材の販売数量好調、株価見直しへ(2013/03/25)
・【編集長の視点】デフレ相場からインフレ相場にパラダイム・シフト、日経225採用の低PBR銘柄に割り負け修正期待=浅妻昭治(2013/03/25)
・【アナリストの眼】バリューコマースはアフィリエイト広告好調で今期も2ケタ増益、6月末に100株単位へ(2013/03/25)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク