【狙い場・買い場】第一商品は金融緩和など好環境追い風、11年7月の747円へ

2013年3月21日 09:40

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  商品先物取引大手の第一商品 <8746> (JQS)に注目したい。世界的な金融緩和、景気回復、さらにインフレ期待を背景とした商品先物相場の活況が追い風である。期末一括配当の権利取りの動きも加わり、株価は上値追いの展開が期待されるだろう。

  今期(13年3月期)業績(非連結)の見通しは、11月2日に減額修正して売上高が前期比21.8%増の98億10百万円、営業利益が同2.5倍の32億10百万円、経常利益が同95.5%増の34億20百万円、純利益が同2.3倍の20億98百万円としている。第2四半期累計(4~9月期)では商品先物取引売買高が低迷したため計画に対して大幅未達だったが、第3四半期(10~12月期)には世界的な金融緩和の流れを背景として、金先物価格など商品先物価格が上昇傾向を強めた。このため第3四半期の商品先物取引売買高は前年同期比42.5%増加となり、第3四半期累計(4~12月期)で見ても同18.8%減まで挽回している。第4四半期(1~3月期)も高水準で推移している模様であり、第2四半期累計までの未達分を挽回する勢いのようだ。

  なお3月4日に特別損失の計上を発表した。97年に第三者割当で取得した協栄物産の株式15万株(引受金額3億円)の買戻の合意の認定の存否について、上告審棄却の決定(2月21日)があり、申立費用の請求金額3億67百万円を今期特別損失として計上する予定としている。

  株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続き、3月19日には戻り高値となる628円まで上昇している。足元の商品先物相場活況を好感するとともに、期末一括配当(20円)の権利取りの動きが活発化している可能性もあるだろう。3月19日の終値627円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS135円82銭で算出)は4~5倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS580円55銭で算出)は1.1倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を継続している。指標面の割安感もあり、世界的な金融緩和を背景とした商品先物相場の活況を追い風に、上値追いの展開が期待されるだろう。11年7月の747円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】ビーマップはスマホ拡大の恩恵を享受、収益向上に連動した上昇相場へ(2013/03/18)
【編集長の視点】博展は3Q好決算を見直し株主優待込みの好配当利回り買いもオンし高値肉薄(2013/03/18)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事