【相場熟者が答える投資相談】遠藤照明はPER8倍でリバンウンド見込める

2013年3月17日 14:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 遠藤照明 <6932> (大1)を昨年6月に実施した公募増資で2484円で100株取得しています。売却しようか迷っています。今後の見通しと対処方向をよろしくお願いします。

  【答え】 3月15日(金)は46円安の2634円と3営業日続落しています。

  遠藤照明は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に、省エネルギー指向の高まりを受け、業務用LED照明の市場が拡大するとの見通しから昨年10月23日に昨年来の高値3850円と買われた後、3000円を軸としたもみ合いが続いています。外部環境の影響を受けにくいディフェンシブの好業績銘柄として物色されていたため、円安進行で主力の輸出関連、金融緩和圧力から不動産関連への乗り換え売りが断続的に出ているようです。

  足元の業績、13年3月期売上高は405億円(前期比50.9%増)、営業利益は82億円(同97.7%増)、経常利益は74億円(同2.1倍)、純利益は56億円(同2.6倍)と大幅増益で連続過去最高益見通しです。続く14年3月期について、UBS証券では、LED照明の市場が来年度も約4割伸びると指摘し、営業利益が121億円と最高益が続くと観測しています。

  チャート的には、震災後の11年3月安値361円から10倍以上に上昇、月足では9カ月移動平均線を下抜いていますので、三段上げ終了との感があります。LED照明市場は拡大するものの、今後、競争激化による値下げ、利益率の低下が懸念されますので、高い成長が続くか見極めるところです。ただ、PER8倍台とバリュエーション的には割安感がありますので、目先2500円前後が下値にリバウンドする可能性はあります。3000円前後まで戻りを待って売却が賢明でしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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