ヤクルト、ブラジルのロレーナ工場第3工場棟が生産を開始

2013年3月12日 18:10

印刷

ロレーナ工場第3工場棟(写真:ヤクルト本社)

ロレーナ工場第3工場棟(写真:ヤクルト本社)[写真拡大]

 ヤクルト本社は12日、ブラジルヤクルト商工株式会社において、新たに建設したロレーナ工場第3工場棟での生産を3月14日から開始すると発表した。なお、今回のロレーナ工場第3工場棟での生産開始により、ブラジルでの生産拠点はロレーナ工場、サンベルナルド工場の2工場からロレーナ工場に一元化されることになる。

 ブラジルヤクルト商工は生産拠点としてロレーナ工場とサンベルナルド工場の2工場をサンパウロ州に所有しており、ロレーナ工場ではヤクルト類、ジュース類を、サンベルナルド工場ではソフール類およびその他関連製品を生産してきた。

 ロレーナ工場はブラジル主要都市へ商品を配送する物流拠点としての機能も有している。ブラジルヤクルトでは、更なる競争力向上のために間接費用の圧縮や物流の効率化が必要であり、また、ロレーナ工場の広大な敷地にも余裕があることからこれまで両工場の統合を検討してきた。

 そこで2011年11月24日より、サンベルナルド工場の生産設備をロレーナ工場敷地へ移管する工事を開始し、2013年1月12日にロレーナ工場第3工場棟が新たに完成した。今後ブラジル全土への商品供給はロレーナ工場が担うことになる。

関連記事