【アナリストの眼】Webサイト制作のメンバーズ、今期より来3月期に期待、自己株式を処分

2013年3月11日 09:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  メンバーズ <2130> (名セ)は、ソーシャルメディア関連を含むWebサイト制作・運用サービスなどを主力として、大口取引先開拓やフェイスブック・マーケティング分野を強化している。株価は底打ち確認して出直り感を強めている。

  今期(13年3月期)の連結業績見通しは、10月15日に売上高の増額と利益の減額を発表して、売上高が前期比12.8%増の51億40百万円、営業利益が同12.3%減の2億10百万円、経常利益が同20.8%減の2億10百万円、純利益が同64.1%減の1億10百万円としている。フェイスブック広告関連が堅調だが、人材採用などの先行投資負担が利益面でのマイナス要因となる模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4~12月期)の進捗率は、売上高が67.2%、営業利益が50.5%、経常利益が50.0%、純利益が40.9%と低水準のため通期下振れに注意が必要となるが、12年12月にWebマネジメントセンター運営代行サービスの拠点として「ウェブガーデン晴海」を開設し、スカパーJSATのWebマネジメントセンターの運営代行サービスを開始しており、来期(14年3月期)業績への寄与が期待されるだろう。

  なお2月6日に、第三者割当方式による自己株式の処分を発表している。株式給付信託(J-ESOP)導入に伴うもので、処分株式数は8万株(発行済株式総数の1.3%)、処分価額は511円、差引手取概算額は4088万円、処分先は資産管理サービス信託銀行(信託口)としている。

  株価の動きを見ると、2月13日に368円、2月20日に375円まで調整する場面があったが、切り返して足元では500円台を回復し、3月8日には578円まで急伸した。今期業績下振れ懸念を織り込んで、来期の業績改善を期待する動きだろう。3月8日の終値573円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円15銭で算出)は30倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して強基調に転換の形となった。今期減益見通しや再度の下振れ懸念を織り込んだと考えられ、底打ち確認して出直り感を強める展開だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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