協和発酵キリン、群馬県の高崎工場に新製剤棟を建設 投資額は約46億円

2013年3月7日 18:01

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 協和発酵キリンは7日、2013年5月に高崎工場(群馬県高崎市)で新製剤棟(HA5棟)の建設に着手すると発表した。投資額は約46億円。

 協和発酵キリンでは、生産拠点の再編成を進める一環として、富士工場(静岡県駿東郡)で製造している製品の一部をHA5棟に移管する。HA5棟は富士工場から移管する製品の他、現在高崎工場内の製剤棟で製造している製品、および新たに協和発酵キリンが開発する製品を製造する予定。

 HA5棟は、バイオ医薬品の注射剤を中心に多品目を効率よく生産することを目的としたプラントであり、3極GMP(欧州、米国、日本の医薬品製造管理基準)に準拠してグローバルに製品を供給できるプラントであるとともに、免震構造、非常用発電機による電力バックアップを採用し、震災時の事業継続を考慮したプラントとなる。なお、HA5棟の稼働開始は2016年、商業生産開始は2017年を予定している。

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